薬剤師5大転職理由

スキルアップに熱心な薬剤師必見!かかりつけ薬剤師に必要なスキルと学べること

 

団塊の世代が後期高齢者を迎える2025年に向けて、医療提供体制は変わろうとしています。

今後の医療の世界では地域包括ケアシステムにおいて、薬剤師が「かかりつけ業務」を担うことが期待されているのです。

今回は、かかりつけ薬剤師になるということを、薬剤師のスキルアップの観点からご説明させていただきます。

かかりつけ薬剤師にはどのようなスキルが求められるのか


かかりつけ薬剤師に求められるスキルとは、患者様のお薬を総合的に管理する能力です。

1つ1つの相互作用だけではなく、お薬を何のために飲んでいるのか、今後はどのようなお薬に変わっていくのかということをしっかりと把握しなくてはなりません。

現状では「かかりつけ薬剤師」を取得するための講習は定められたカリキュラムがあるわけではなく、個人が受講する講座を選択できる仕組みとなっています。

全ての薬剤師さんが一様の研修を受けられるわけではないので、それぞれのスキルにばらつきが出てしまうでしょう。

複数の科目の処方箋をこなして、普段携わる分野は深く掘り下げ、不得意な分野は講演会などを利用してスキルアップを目指さなくてはならないのです。
今後は薬剤師さんが「かかりつけ薬剤師」として指名される時代となっていくので、選んでいただける薬剤師さんを目指していくと良いでしょう。

かかりつけ薬剤師として必要になってくる処方箋の知識

内科の慢性期の処方箋の知識は必須となるでしょう。

国民の五大疾病と言われる病気には、ガン、心疾患、脳卒中、高血圧性疾患、糖尿病などがあります。
これらの疾病は完治が難しく、治療においては原則として一生涯お薬を飲み続ける必要があるのです。

高齢の患者様の多くは、これらのいずれかの疾病をお持ちである可能性があるので、薬剤師は病態や治療薬について知っておかなくてはなりません。
高脂血症や腎臓病なども同様となるので、これらを総称した「内科の慢性期の処方箋」はマストとなってくるのです。

また、これら以外にも性別や年齢ごとの疾患も学ばなくてはなりません。

女性の患者様への対応の仕方

例えば、女性であれば若いころには、肌の症状や生理バランスに悩まされることでしょう。

妊娠期には不足しがちな栄養素があり、飲んではいけないお薬もあるので、説明を出来なくてはなりません。
便秘も起こしやすいので、適切なアドバイスができると良いでしょう。

高齢の患者様への対応の仕方

中高年になると、更年期障害に悩まされるのでホルモンの知識も必要となります。高脂血症も増えてくるでしょう。

高齢者になると筋肉量が落ちてきて、骨ももろくなってくるので、骨粗鬆症やサルコペニア、フレイルの知識も必要となってくるのです。

薬剤師さんが悩んでいる患者様に向けて、「他の患者様にも同じようなことが起こっているので、心配はありません。○○のような治療を受け、△△のようなお薬を使うと治る方が多いですよ。」とアドバイスができると、患者様のQOLは向上していくことでしょう。

かかりつけ薬剤師の仕事は薬局での業務内容と何が変わってくるか

普段の業務では、「処方箋入力→調剤→監査→投薬→薬歴記入」というルーチンが主になっています。

もちろん体質やアレルギー、相互作用などのチェックはしますが、患者様一人ひとりの顔を想像することはなかなか出来ていないでしょう。

かかりつけ薬剤師では、投薬と薬歴記入の部分のウエイトを高めていかなくてはなりません。

「特にお変わりは無いですか?」という誰にでも共通の声掛けではなく、「○○さん、あれから△△の調子はどうですか?」と、患者様一人ひとりに寄り添っていかなくてはならないのです。

かかりつけ薬剤師として学べること

かかりつけ薬剤師の業務を行うと、これまで以上に様々な科目の勉強が出来ます。

従来は単科の薬局にいた場合、その科目のエキスパートになれば良いとされていました。

しかしながら、「かかりつけ薬剤師」として患者様の服薬を総合的に管理する以上は、全ての科目や薬剤に通じていなくてはならないのです。

また、かかりつけ薬剤師では患者様の生活にもより深く踏み込むため、コミュニケーション能力なども養われていくことでしょう。

かかりつけ薬剤師のやりがいと魅力

かかりつけ薬剤師のやりがいとしては、薬剤師にしかできないことがあるということが挙げられます。

医師は専門医として、自分の担当する領域についてはエキスパートとして疾患の治療に当たることとなりますが、領域外の疾患や薬剤についてはあまり把握していない場合があるのです。

薬剤師は診察や医学的な治療を行うことは出来ませんが、全体像を把握することで適切なアドバイスをすることができるでしょう。

例えば、嚥下力の低下している患者様を担当したとします。
新しく受診された病院で大きな錠剤が処方された場合には、率先してOD錠や散剤などの代替薬剤を提案するなど、直接的に患者様のお役に立てることも多いのです。

このような提案をした際に、「かかりつけ薬剤師さんがいると助かるわ」と言ってもらえれば、やりがいを感じることでしょう。

まとめ

今後薬剤師を続けていく上では、「かかりつけ薬剤師」は避けては通れないと言われています。

薬剤師としてのスキルアップを目指している方では、この「かかりつけ薬剤師」を念頭に置いた活動をしていくと良いでしょう。

「○○さんをお願いします」と言って頂けるような、デキる薬剤師さんを目指していってください。

 
 
 
 

「かかりつけ薬剤師」以外にも、在宅やOTCの知識など、これからの薬剤師さんに必要なスキルはいろいろとあります。

それらスキルの詳細と、スキルアップする方法をこちらの記事にまとめました。
スキルアップに興味のある薬剤師さんは是非ご覧くださいね。
薬剤師のスキルアップ方法について~今後も生き残れる薬剤師とは~

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ヤス

製薬会社MR→ドラッグストア→調剤薬局と2度の転職を経験。 現在は都内の中規模調剤チェーンで管理薬剤師をしています。調剤業務だけでなく、地域活動や講演活動にも奮闘中。得意な科目は小児科と精神科、婦人科など。趣味はドライブとスノーボード。

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