薬剤師の転職体験談

臨床開発モニターへの面接成功体験談

 

臨床開発モニター(CRA)に転職したMさんの面接成功例

薬剤師の難関転職先の一つと言われる臨床開発モニター(CRA)。
面接では何を聞かれ、どのようなことに注意すればよいのか。

実際に臨床開発モニター(CRA)への転職に成功したMさんに、転職面接の秘訣をお聞きしました。

臨床開発モニター(CRA)への転職で最も重要視されること

臨床開発モニター(CRA)に最も求められる能力はロジカルシンキング(論理的思考)とコミュニケーション能力です。
転職面接の際も、筋道を立てて矛盾のない回答ができるように心がけました。
コミュニケーション能力については、レスポンスの良し悪しをみていたと、当時の面接官から教えていただきました。

面接官の方が仰っていた、転職面接で重視されることは次の通りです。

面接官が転職面接で重要視していること

臨床開発モニター(CRA)として実際に働くときには、医師やCRCなどの病院スタッフとの面会時に、どれだけしっかりとコミュニケーションができるかとういうことが重要になります。
そのときの状況によっては考え込むこともあるかもしれませんが、一番悪いことが黙り込むことです。

臨床開発モニター(CRA)としても最もふさわしくない対応

会話の最中に黙り込まれてしまうと、考えているのか、質問の意図がわからないか、そもそも回答をもっていないのか、何もわからないので困る。
結果、コミュニケーションを取ることができない相手と判断されてしまう。

転職面接の際も、応募者が黙り込むことがないかは重要視して見ていたとのことでした。
もし、少し考えたいのであれば、「考えを整理したので、少し時間をください」のように一度断りを入れることが重要とのことでした。

そもそも回答を持っていない場合、自分なりに回答を想定して、考えられる範囲で考えて回答することも大事だと言っていました。
わからないことはわからないで仕方がないのです。臨床開発の仕事を始めたばかりのころはわからないことばかりです。

そのため、想像しながら(回答を持って)先輩社員に確認することが大事、すべて受身ということはダメだと聞きました。

臨床開発モニター(CRA)にとって大切なもの

真摯で誠実な言動は重要です。
臨床開発の仕事は、人が行うものなので、それを依頼するのも人です。そのため、人と人との信頼関係が最も重要です。

信頼関係があれば、症例登録(治験に患者さんを組み込む、患者さんが治験に参加すること)が進みますし、色々な相談を受けます。
信頼関係がないと症例登録は進みません。特に日本ではこの傾向が強いです。

臨床開発モニター(CRA)が信頼できないということは、臨床開発モニター(CRA)の言動がすべて疑われるため、病院としても症例を登録するのが怖くなるのです。
クライアントとの信頼関係を得るために最も重要なことが、誠実で真摯な言動というわけです。

転職エージェントに助けてもらったこと

転職エージェントのサービス内容

  • 臨床開発業界のことを教えてもらえる
  • 応募書類の添削
  • 職務経歴書の書き方指導
  • 模擬面接

薬剤師から臨床開発への転職においては、臨床開発業界のことを教えていただいたことが一番助かりました。

薬学部在学時代に臨床開発のことは勉強しますが、それは表面的なことであって実際の業務については触れられません。

転職面接の際には、臨床開発のことをどこまで知っているのか、つまりどこまで勉強しているのかを大まかに聞かれます。

業界の知識がない場合は、想像して回答することができます。

もし、想像であっても回答できなければ、「勉強してきていない。」「転職する意欲が少ない」と判断され、不合格となる可能性があります。

その他、応募書類の添削もしてくれます。
残念ながら不合格とはなりましたが、とあるメーカーのときにはその職種に応じた職務経歴書となるように指示をいただき、模擬面接もしていただきましたので、非常に助かりました。

履歴書、職務経歴書、面接、それぞれの気を付けるポイントは

履歴書

お金のタブーを記載しなければ、特に気をつけなければいけないこと、記載した方がよいことなどはありません。

職務経歴書

原則として、これまで何をしてきたのかを詳細に記載する方が良いです。もし、業界を変えないのであれば、実績をアピールすることが大事です。
臨床開発の場合は、次のようなアピールの仕方ができます。

臨床開発の職務経歴書のアピールの仕方

  • 自分が担当した施設の症例登録数が全施設中1番だった
  • データベースロックを全施設中1番に完了させた
  • 逸脱が1件もなかった
  • PMDAによる書面調査の経験があり、実際に技官とのやりとりの経験がある

面接


面接では、コミュニケーションをしっかり取ることができることが重要です。

面接官の質問に対して、タイムリーに回答できること、簡単にいえば「言葉のキャッチボールができるかどうか」です。

多くの人は、面接時に緊張すると自分の言いたいことだけはしっかりということができます。
つまり、暗記したことだけを答えているわけですよね。
しかし、そのようなときは往々にして質問に対して的確に回答できていないものです。
臨床開発において、これは絶対にあってはいけないことです。

なぜなら、薬剤師が臨床開発を目指した場合ほとんどがCRA職となります。CRAの職務内容はGCP(Good Clinical Practice)という法律で定められているのですが、医療機関と製薬企業(依頼者といいます)の伝達役とされています。
つまり、情報を正確に聞き取り伝達し、回答しなければなりません。

相手の質問内容を上手く汲み取れないことは、CRAとしては致命傷となります。

面接ではどんなことを聞かれたか

調剤薬局から臨床開発転職時

  • なぜ転職を考えたのですか
  • 薬剤師の経験は、臨床開発においてどのように生かすことができますか
  • ご自身が担当している施設で問題が発生しました。どうしますか?
  • 臨床開発のそのときの時期によっては残業がありますが、問題ないでしょうか。
  • チームで仕事をしなければなりませんが、何が大事だと思いますか。
    そこであなたは何ができるとおもいますか。

臨床開発Aから臨床開発B転職時

  • 症例エントリーが進まないとき、どのような施策をとりますか。
  • これまでの施策の結果はどうでしたか。
  • CRAの中には思うような働きをしてくれない人もいると思いますが、そんなときはどうされてきましたか。
  • クライアント(製薬企業)との関係は重要ですが、どのようにお付き合いをしますか?
  • もし、クライアントから難しいリクエストを受けた場合、どうしますか?
  • 過去の実績を見ますと、非常に順調なように思いますが、この成功要因は何だったのでしょうか。
  • 書面調査の際、リーダーとしてどのようなことをされましたか。
    事前準備が大変だったと思いますが、具体的にどんなことをされましたか。

よくある質問に対する回答

志望動機

1人の薬剤師では、そのときに一人の患者さまにしか貢献できません。
一方臨床開発の仕事の場合、いち早く承認申請し、より早く上梓することで、この医薬品を待っている人もそうですが、より多くの人の希望・要望に貢献することができます。
より多くの患者さんに貢献できるため、臨床開発職を希望しました。

自己PR

調剤薬局薬剤師であったメリットは、薬に精通していることです。
患者さんのカルテを見た際にすぐに異変(有害事象、Adverse Event:AE)に気付くことができ、より少ない時間SDV(Source Data Verification)を実施することができます。

入社してから何をしたいか

まずは、CRAとして1人前になるように努力します。
CROで経験できる臨床試験の業務を少しでも早く多く経験して、1人前になりたいです。
その後は、モニタリングリーダーとなり、チームを牽引したいです。
部下をマネジメントするような管理職を将来的に目指しています。

まとめ

臨床開発モニターへの転職は難易度が高いです。薬剤師以外とも競争になるからですね。

臨床開発モニターへの転職面接で最も大切なことは次の1点に絞られるのではないでしょうか。

面接官からの質問内容を正しく理解し、的確な返答をできること。

転職前の模擬面接などで、事前対策をしっかり行いたいところですね。
このMさんも転職エージェントを利用しての事前対策がしっかりできていたからこそ、転職に成功できたのです。

しっかりとした転職エージェントを選びましょう。

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繰り返しになりますが、臨床開発への転職では事前の面接対策が欠かせません。
事前にエージェントとしっかり打ち合わせしておきましょう。

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ヤス

製薬会社MR→ドラッグストア→調剤薬局と2度の転職を経験。 現在は都内の中規模調剤チェーンで管理薬剤師をしています。調剤業務だけでなく、地域活動や講演活動にも奮闘中。得意な科目は小児科と精神科、婦人科など。趣味はドライブとスノーボード。

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