薬剤師の転職体験談

転職を繰り返して年収1000万円を達成した薬剤師の転職体験談

 

臨床開発モニターへの転職で年収1000万円を達成したMさんの例

キャリアアップ転職を繰り返すことで、30代にして年収1000万円超えを達成されたMさん。
生涯獲得賃金にこだわり、最終的に臨床開発モニターの職に就かれました。

未経験ながらも、難関転職先である企業系職種に転職できたのは、転職エージェントの助け大きかったそう。

どのようにキャリアアップ転職を繰り返していったのでしょう?
ご覧ください。

薬剤師が年収1000万円に到達するまでの転職歴

私は薬剤師として過去4回の転職歴があり、最後の4回目の転職時に37歳で年収1000万円に到達することができました。
その転職歴は次の通りです。

薬剤師としての最初の職場:病院

大学在籍時代には、薬剤師といえば病院薬剤師か調剤薬局薬剤師という考えがありました。

今もそうですが、調剤薬局であれば誰でもいつでも就職することができるという状況でした。そこでまずは比較的狭き門である病院薬剤師に応募し、無事就職することができました。

病院で薬剤師として働いていて不安に思い始めたこと

病院薬剤師としての仕事内容そのものに不満はありませんでした。しかし、同期の調剤薬局薬剤師やMRと話をしていると、生涯賃金の話になりました。

その後いろいろな情報を調べていくうちに、病院薬剤師の生涯賃金が薬剤師の中では一番低いであろうことがわかりました。

そして、病院の先輩薬剤師(10年先輩)にお話を聞いたところ、定期昇給はしているものの、実際入職時代から年収は大きく増えていないということでした。
今後、結婚をして子供を作る予定でしたので、このままでは結婚すらできないと思い、転職を決意しました。

転職前の年収:400万円(24歳)

2番目の職場:調剤薬局

次に就職したのは、転職自体が容易で、病院薬剤師の経験が生かすことができる調剤薬局でした。この調剤薬局には約5年勤めました。

調剤の技術やイロハはすでに持っていましたので、スムーズに業務に入ることができました。

調剤薬局で働いてみてどうだったか

調剤薬局で期待していた賃金ですが、定期昇給額も大きく順調でした。
転職してから3年経過後、働いていた店舗の近隣に新規店舗を開設することになり、その店舗の管理薬剤師になることができました。

その店舗は常駐薬剤師が私を含めて3人。月曜日~土曜日まで開局していましたので、管理薬剤師である私の休日は日曜日しかなく、開局時間はずっと薬局にいる状態でした。

体力的にはしんどいものもありましたが、残業代や休日出勤手当ても支給されるため、特に不満はありませんでした。

管理薬剤師時代の年収:650万円(27歳)

調剤薬局で働いていて不安に思い始めたこと

調剤薬局では定期昇給はするものの、基本給部分はほぼ横ばいでしたので、またも将来に不安を感じるようになりました。
そして、いずれは地元である大阪に戻りたいという気持ちもありました。

会社には大阪への転勤の希望を出していましたが、なかなか叶えてもらえないこともあり、転職することに決めました。

このとき27歳でしたので、職種を大幅に変える転職は最後にしようと覚悟しました。
転職エージェントの方といろいろ相談し、30代でも年収1000万円に到達する可能性もあるという臨床開発モニター(CRA)としてCROに転職することに決めました。

3番目の職場:内資系CRO

最初のCROでは約8年勤務し、CRAから、モニタリングリーダーにまで出世することができました。
賃金面などの待遇などに不満はありませんでした。

転職時の年収:600万円(27歳)
モニタリングリーダーに出世したときの年収:850万円(36歳)

内資系CROで働いていて不安に思い始めたこと

新しく上司となった部長(その部長は外資系製薬会社からの横滑りで、入社したばかりでした)との折り合いが非常に悪い状態でした。

そのときにすでに転職を考えていたのですが、次に担当を指示された試験がまったく希望とは異なるものでした。
更にはキャリアアップにつながりそうもないものだったので、転職しました。

4番目の職場:外資系CRO

次は外資系CROで、日本国内では後発組とされるCROです。

この企業はCROの業務を本格化させたのが、私が転職した2016年に入ってからでした。
そのため、会社と一緒に私も成長できると思い、転職を決意しました。

外資系CROであり、グローバル試験が多く、英語でのコミュニケーションも多いと聞いていたので、スキルアップになると思っていました。

転職時の役職と年収
モニタリングマネージャー(36歳):950万円

外資系CROで働いていて不安に思い始めたこと

この会社を離れようとおもったきっかけは、CRAの質の低さでした。
それはひどいものでした。日本におけるCRAの平均年齢は新卒者から30歳代後半がほとんどです。

しかし、この会社では50歳以降のCRAが数多く在籍していました。
経歴を確認するとCRA経験は2年、3年、4年程度しかない人たちばかりで、MR職からの転職者が多く、個性の強い方ばかりでした。

当然スポンサーである製薬会社からの評価は最悪でした。このままでは私までダメになると思い、転職を決意しました。

5番目の職場:業界最大手の外資系CRO

この業界最大手の外資系CROへの転職時に年収1000万円に到達することができました。

現在は、この外資系CROで、プロジェクトマネージャーをしております。
職場環境、社内インフラ、CRAの質などもよく、特に不満はありません。転職予定もありません。

転職時の役職と年収
クリニカルマネージャー(37歳):1010万円

年収1000万円到達の秘訣

薬剤師として年収1000万円に到達できたのは、やはり臨床開発モニターへと転職できたからだと思います。
その後は同業他社に転職するたびに年収アップができました。

調剤薬局も人手不足ではありますが、臨床開発モニター(CRA)も人手不足です。プロジェクトリーダー経験者であれば、現職よりも高給で転職できることが多いのです。

調剤薬局薬剤師から臨床開発モニター(CRA)への転職では、転職エージェントさんの協力がありました。
そのとき転職エージェントさんに聞かれたのは、この先どうなりたいのかということでした。

私は薬剤師の仕事にこだわっていたわけではありません。
むしろこだわったのは賃金、生涯獲得賃金です。

臨床開発モニター(CRA)と調剤薬局薬剤師の年収の差

調剤薬局で働いていたときの年収は残業代込みで650万円(27歳)でした。
司の方の年収も聞いていましたので、そこから調剤薬局で定年まで働いた場合の生涯賃金をざっくりと計算しました。

臨床開発モニター(CRA)の給料は、その転職エージェントさんからお伺いしました。

計算すると調剤薬局薬剤師と臨床開発モニター(CRA)では、60歳までの賃金で5000万円~8000万円くらいの差があるということがわかりました。

それを聞いて、すぐに臨床開発モニター(CRA)への転職を決意しました。

臨床開発モニター(CRA)に魅力を感じたところ

臨床開発モニターの仕事は変化も多く、退屈しないと聞きました。

  • 病院を訪問する外勤業務と、その前後の処理をする内勤業務の割合が、1:1~2くらいなので、退屈することはない。
  • 医師や治験スタッフとも議論することもあり、常に刺激(スリリング)を受けることができる。しっかりと勉強もしないといけないため、絶対に良い仕事である。

一方で調剤薬局は狭い空間でしか仕事をしませんし、毎日ルーティーンワークばかりで退屈だったことも転職理由の一つでした。

臨床開発モニター(CRA)として働いてみた感想


臨床開発モニター(CRA)の仕事は、最初は緊張の連続でした。

転職したてのころは研修もありますので、オフィス内での勤務が中心です。
それまではオフィス勤務をしたことがありませんので、敬語の使い方やメールのマナーなどはじめはいろいろ戸惑うことがありました。

私は元々緊張しやすいタイプで、話すことが得意ではありませんでした。
しかし、臨床開発モニター(CRA)としていろいろな職種の方を関わりあうことで、他者とのコミュニケーションを嫌に感じることは少なくなりました

臨床開発モニター(CRA)になって楽しかったこと

臨床開発モニター(CRA)になって一番良いと思ったことは、地方に出張できることです。

地方への出張では宿泊を伴うことも多く、そのときにはその土地のおいしいものをお酒とともに楽しむことができます。
それまでしらなかった名物、その土地でしか買うものができないものもあり、一種の旅行気分も味わえて非常に楽しかったです。

臨床開発モニター(CRA)への転職で転職エージェントに助けてもらったこと

薬剤師から臨床開発モニター(CRA)への転職に関して、転職エージェントさんの助けは必須だと思います。

薬剤師は薬学部時代に臨床開発の勉強は一通りします。
しかし、臨床開発の実際の仕事内容はわかりません。

面接時にはCRA未経験といっても、「こんな場合はCRAとしてどうしますか?」というような質問があります。

そのような質問に答えるためにも、臨床開発業務の最初から最後までの大まかな流れは知っておく必要があります
臨床開発業務についてレクチャーしてもらうためにも、転職エージェントさんの助けは必須だと思います。

それぞれの職場での年収まとめ

  • 病院薬剤師(24歳):400万円(残業代込み)
  • 調剤薬局・管理薬剤師(27歳):650万円(残業代込み)
  • CRA(27歳):600万円(転職時)
  • モニタリングリーダー(36歳):850万円
  • 外資系CRO・モニタリングマネージャー(36歳):950万円(転職時)
  • 外資系CRO・クリニカルマネージャー(37歳):1010万円(転職時)

まとめ

転職成功者の体験談はいかがだったでしょうか。

薬剤師という枠にとらわれず、生涯賃金にこだわったMさん。
最終的に外資系CROでクリニカルマネージャーという役職に就かれ、30代で年収1000万円超えを達成されました。

正に絵に描いたようなキャリアップアップ転職の成功例といえるでしょう。

順調にキャリアを重ねていけば、30代で年収1000万円を手に入れることもできるのです。
そこが臨床開発モニターのお仕事の魅力といえるかもしれません。

Mさんのようにポジティブな転職理由であれば、転職を繰り返したとしても、条件の良い職場に転職することができるということを教えてくれますね。

しかし、臨床開発モニターという職は、他の薬剤師としての職種と違い、薬剤師以外もライバルとなるため転職のハードルは高いのです。
Mさんのように転職エージェントの力が必要になってくるでしょう。

そんなMさんが語る臨床開発モニターへの転職面接でのコツはこちらです。

臨床開発モニターへの転職に強い転職エージェント

薬キャリ
臨床開発モニターへの転職を考えるなら、薬キャリが最もオススメです。

薬キャリは、親会社であるエムスリーが医療系の人材紹介会社としてかなり有名で、企業から求人掲載の依頼がかかりやすいです。

企業への転職を考えている薬剤師さんは、登録必須といえますよ。

求職者・求人先どちらともメール・電話でのやり取りが中心となり、効率を追求しているため求人数が業界一です。

面談に時間をかけないので相談しながら転職したい方には不向きですが、転職に手軽さを求める方には向いています。

実際に転職目的が明確で、行動力のある薬剤師には「スピーディーに転職ができる」と評判です。

詳細を見る
無料登録はコチラ

転職エージェントが語る転職に成功する薬剤師と失敗する薬剤師の違い

転職に成功する薬剤師失敗する薬剤師の違い

薬剤師生活において、1度や2度の転職自体は珍しくありません。
でも中にはせっかく転職したのに、新しい職場に満足できず、転職を何度も繰り返してしまう人も…。
転職エージェントとして働いていた筆者が、『転職に成功する薬剤師』と『転職に失敗する薬剤師』の特徴を、事例をもとにお伝えします。

転職エージェントを有効利用して転職を成功させるコツもまとめてありますので、転職を考えている方はぜひチェックしてくださいね。
転職エージェントが語る転職に成功する薬剤師と失敗する薬剤師の違い


転職サイト比較

転職エージェントとして働いていた筆者が知る薬剤師の転職サイト10社について、実際にお会いした求職者さんの感想と他社出身のエージェントから聞いた業界内の評判を元にご紹介します。
元転職エージェントがおすすめする、薬剤師の転職サイト10社の徹底比較ランキング!

The following two tabs change content below.
ヤス

ヤス

製薬会社MR→ドラッグストア→調剤薬局と2度の転職を経験。 現在は都内の中規模調剤チェーンで管理薬剤師をしています。調剤業務だけでなく、地域活動や講演活動にも奮闘中。得意な科目は小児科と精神科、婦人科など。趣味はドライブとスノーボード。

こんな記事も読まれています

  1. 薬剤師転職成功談~残業なし・やりがいあり・年収アップの3つを獲得

  2. 薬剤師転職体験談~在宅薬局への転職~

  3. 薬剤師が子育てとの両立を目指した転職体験談~企業DI職編

  4. 臨床開発モニターへの面接成功体験談

  5. 派遣薬剤師への転職体験談~女性薬剤師の土日休みという働き方

  6. 地方勤務を選んだ薬剤師の年収アップ転職体験談

PAGE TOP