薬剤師の転職体験談

薬剤師転職体験談~在宅薬局への転職~

 

薬剤師の役割が対物から対人へと求められている中で、『在宅』に興味をもつ薬剤師さんも多いことでしょう。

薬剤師としての将来性に危機感を持ち、ドラッグストアから在宅の経験できる調剤薬局に転職した女性薬剤師さんの転職体験談をお届けします。

ドラッグストアからの転職理由

大学を卒業し、国家試験に合格してから最初に就職したのが調剤併設のドラックストアでした。

大学時代は薬の事ばかりで視野が狭まっていた事もあり、就職先は薬剤師以外の人もたくさんいて様々な事を学べる大きい会社がいいと思い、大手ドラッグストアチェーンに就職を決めました。

最初に配属された店舗は面で処方箋を受けていて、処方箋は1日15枚程度です。OTCメインで接客していたのですが、仕事内容には物足りなさを感じていました。

OTCでも薬剤師としての専門知識は活かされるのですが、調剤経験がないと今後薬剤師として生きていけないと思いました。
そこで、医療用医薬品をもっと勉強したいと思い、処方箋枚数が多い店舗への異動を希望しました。上司からは検討しておくといわれ続け、そのまま半年~1年が過ぎようとしていました。
その頃には、上司と仕事に対する考え方のすれ違いもでてきたため、転職を決断しました。

上司とのすれ違いの理由

上司は薬剤師ではなく売り場の責任者です。
薬剤師の事は詳しくわかっておらず、とにかく売上げ売上げと口うるさく毎日のように言ってきました。

上司の仕事に対する考え方は、私が思っている薬剤師像、すなわち患者様のために自分は何ができるかを考え行動することとは違っていました。上司のおかげで商業経営の知識は身に付きましたが、仕事への意欲がわかなくなりました。
わかって入社はしたものの、自分と上司の仕事に対する目標が違っているなと感じてからは仕事がすごく苦痛でした

転職活動開始

転職を決意したものの、上司はすぐには納得してくれず、なかなか辞める事はできませんでした。
そこで働きながら、転職エージェントに相談しながら次の転職先を決めようと思い、まずは転職サイト3社ほどに登録をしました。
その中で最も相性のよかった、マイナビ薬剤師を利用することに決めました。

調剤をしたい、まずは基本的な事を身に付けてスキルアップしたいと思ってはいたものの、次はどんな職場がいいかは考えてはいませんでした。

この時はまだ、今の目標は将来生かせるものになるのかという疑問と、もっと何か学んでおかないといけない事はないのかなという不安で頭がいっぱいでした。どんな職場がいいのかということまでは、考えれなかったんですね。

転職エージェントといっしょに転職してやりたいことを探す

転職エージェントの方に今後の進路、目指すべき方向性について悩んでいると相談したことろ、

 
 
 
 

今後は在宅も主流になってくるんじゃないですかね。在宅の経験は是非あった方がいいですよ。

とアドバイスをいただけたほか、今後の転職事情などについて1~2時間ほど話込みました。すごく親身になって相談に乗ってもらえました。

転職エージェントの方との話し合いの結果、転職先は在宅業務の経験できる調剤薬局にしようと思いました。

エージェントの方に、今の職場は立ち仕事や残業が多いとキツイという様な事を伝えると、製薬メーカーで電話での薬の対応のお仕事なども紹介してくれたんですが、やはり薬剤師としてスキルアップしたいとの思いが強かったので、在宅業務の経験できる調剤薬局に決めました。

そして、希望の条件として「勉強会や自己啓発に力を入れていて、給料・福利厚生もそんなに悪くなく、安定した会社で家から近いところ。」というのを伝えて求人を探してもらいました。

紹介された求人の中から意中の求人を見つけ出す

転職エージェントの方からは、希望の条件の求人を大手や中小などを含め7件くらいは紹介してもらいました。

しかし私は、迷うことなく中小の調剤チェーンを希望しました。
その理由は次の2つですね。

1全国勤務を避けたいから

転勤をしたくなかったので、大手チェーンを避けました。

大手調剤チェーンで働くと全国勤務になります。
転勤をしたくない、又は出来ない人は地方勤務を選べますが、かなり給料を下げられたりします。
例えば関西だと近畿、四国、中国地方まで含まれていて幅が広すぎるので、もっと密接した地域でたくさん店舗がある中小がいいかなと思いました。

2アットホームな職場で働きたいから

アットホームな感じの職場にあこがれていました。

患者さんとの距離を近く感じられたり、顔見知りのおじいちゃんおばあちゃんが気軽に薬局に立ち寄って病気の事や健康の事について相談してくれるような環境が理想でした。
それらの薬局は地域密着型の中小の方が多いと思い、転職先は中小調剤チェーンに決めました。

転職先を選んだ決め手

転職エージェントから紹介された中小調剤チェーンの中で、大病院、中小規模病院の門前だけでなく在宅や老人ホーム、ドクターにも同行ができる様な会社があり、興味をもちました。
『在宅』を行っているのはもちろんのこと、次の3つにも魅力を感じました。

  • eラーニングや、資格をとるための費用を会社が負担してくれる
  • 会社の労働時間内での勉強会で認定薬剤師の単位が取れれば、わざわざ勉強会に行かなくても単位が取れる
  • 勉強会への参加が義務ではない

このような情報を転職エージェントの方から教えてもらえたので興味をもち、面接に伺うことにしました。

勉強会はあまり義務はなく、参加したい勉強会を自分で選んで行くというところがよかったです。
他人からやらされる感じはあまり好きではなかったんですよね。

実際に転職してからも、新入社員の調剤に関する研修にだけ参加をして下さいと言われたり、社内メールで勉強会の予定などを配信してもらえるので、それをチェックして参加したりしていました。

在宅業務を経験できる調剤薬局で働いた感想

転職先は関西の地域密着型で35店舗ほどです。店舗は大まかに分類すると、次の4つに分かれていました。

  • ドクターから頼まれて門前に薬局を開設する店舗
  • 在宅専門の店舗
  • 在宅と外来の店舗
  • 大病院前の店舗

まずはじめは「外来と在宅」の店舗で働くことにしました。在宅専門の店舗も迷いましたが、一般的な調剤のスキルも磨きたかったので在宅も外来も両方経験のできる店舗を選びました。

「外来と在宅」の店舗では、OTCも薬局内に置いていましたが、メインは医療用医薬品の調剤です。そのためほとんど接客する事はなく、処方箋に集中できました。

患者さんと医師と接する時間も増え、会話する事によって分かる事もありました。
MR主催の勉強会や、製薬会社が開く勉強会にも行く事ができ、スキルアップを実感しています。

在宅を経験した感想

個人在宅と、老人ホームを受け持ち、個人在宅では寝たきりの患者様や、アルツハイマー型認知症、ガン末期の患者様などを担当しました。
薬の内容はもちろん、家族の方の介護の大変さや悩み相談を受けたりもしていました。

薬局で同じ相談を受けても、患者様の背景や生活環境がなかなかイメージし辛い時があり、良いアドバイスができない時もありました。
しかし、実際患者様の家に行き、自分の目で確認する事によって伝えられる事がたくさんありました。

患者様の背景を知ることはとても重要だという事を改めて感じました。

地元密着の中小薬局チェーンで働いてみた感想

いつも来て下さる患者様は処方箋がない時でも薬局に来てくれます。
近況を話してくれたり、健康番組のテレビの話についての会話をしたりと、午後の少し時間のある時ののんびりとした空気が好きでした。

薬局では定期的に脳年齢や血管年齢などの健康測定、脳トレゲームなどの健康イベントをしています。
その時に患者様が近所のお友達などと一緒に来ていただいたりもしました。

その後、健康測定の結果を見て今後の健康アドバイスなどさせて頂き、地域の皆さんの健康に貢献できているなと実感する事ができました。
地域の方たちとのふれあいはいいものだなと感じます。

転職時に利用した転職サイト

前述したように私は転職時に3つの転職サイトに登録しました。
マイナビ薬剤師と、薬ジョブ、ヤクジョの3つです。
人見知りする私としてはエージェントとの相性を重視したかったので、複数サイトに登録して自分と相性のいいエージェントを選びたかったのです。

マイナビ薬剤師を選んだ理由

より多くの求人が欲しかったので、規模が大きいマイナビ薬剤師に登録しました。

薬ジョブを選んだ理由

マイナビ薬剤師が、主に正社員の求人をメインに紹介しているのに対し、薬ジョブは派遣などの他の働き方も対応しているので話を聞きたいと思い、登録しました。

ヤクジョを選んだ理由

ヤクジョはこれといった理由はなかった気がしますが、ランキングの上位にきていたからという理由で登録したと思います。

最終的には、最も相性の良かったマイナビ薬剤師を利用することに決めました。

私は威圧的に言われると自分の意見を主張するよりは気を遣ってしまう、もしくは連絡をとらなくなったり他のエージェントの方に相談するようになってしまいます。
転職を急がされたり、悩んでいるときになぜ悩んでいるのかも聞かず、面接をどうするかの決断だけを要求された時は嫌になって断りの連絡だけをし、その後連絡をとらなくなりました。

そんな中、マイナビ薬剤師のエージェントが1番親身になってくれました。ちゃんと人間関係がつくれると話もしやすく、安心して任せられるのでスムーズに転職活動ができました。

マイナビ薬剤師のエージェントの方は質問をすると丁寧に調べてくれたり、仕事の悩みや将来の方向性についてカウンセリングの様に話を聞いてくれたりしてくれたんです。
そんなこと他のエージェントにはなく、すごく印象的でした。

マイナビ薬剤師とのやり取り

マイナビ薬剤師はインターネットから登録し、すぐ連絡がありました。たしか5分くらいだったと思います。偶然だったのかもしれませんが、他のエージェントと比べてもそんなに早く連絡が来るところはなかったと思います。

電話では次のような内容を聞かれました。

転職エージェントに聞かれたこと

  • 大学を卒業してからの経歴
  • どの様な資格(認定薬剤師資格や民間の資格など)を持っているのか
  • なぜ今の会社を選んだのか
  • 転職はなぜしようと思ったのか
  • これからどの様な事を目標に働きたいのか
  • 希望はどの様な職場か
  • 希望に優先順位をつけたら上位3つはどの様なものか
  • 今まで転職はした事があるのか
  • 他の転職サイトには登録しているのか
  • 住所や出身大学

これらに回答した後は実際会う日を決め、「その日までに何件か求人を探しておきます。」という事でした。

実際にお会いして求人を見せていただき、家に持ち帰り会社と面接日を決めたという様な流れです。

給料や福利厚生、薬剤師人数、求人をだしている理由など、他にもこちらが聞きたい内容があれば「次回の面談までに調べておきます」という様な感じでした。

マイナビ薬剤師のエージェントは、転職先の会社のことを本当によく研究してくれているので、様々な事を聞くことができました。

転職エージェントのここが助かった

面接に同行していただいたときに聞きにくい給料のことや休みについても聞いてもらえて助かりました

面接への同行は、「同行しましょうか?」と意見を聞いてくれるのではなく、「同行しますので。」という感じでしたね。
同行について、そこまでしてもらわなくていいという気持ちと、何のために同行するのだろうという疑問がその時ありました。
しかし、面談時に何かあった時に上手くこちらの意思を伝えてもらえると思い同行してもらいました。
面接の最後に、エージェントの方から薬局に給料のことや休みについても聞いてもらえたので、面接に同行してもらえてよかったかなと思ってます。

自分の希望に限りなく近い求人を探してくれるので、親身になってくれるエージェントの人はすごく助かります。

しかし、自分にあうエージェントに最初から出会えるとは限りませんので、合わないと思った時はすぐに変更してもらう方がいいと思いました。
頻繁に連絡をとり、一緒に転職活動をしていく人なので、転職エージェントは大事な存在です。

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ヤス

製薬会社MR→ドラッグストア→調剤薬局と2度の転職を経験。 現在は都内の中規模調剤チェーンで管理薬剤師をしています。調剤業務だけでなく、地域活動や講演活動にも奮闘中。得意な科目は小児科と精神科、婦人科など。趣味はドライブとスノーボード。

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