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派遣薬剤師のトラブルは派遣会社にお任せ!よくあるトラブルとその対応の仕方

 

長年派遣薬剤師として働いていると、よく周囲から「派遣ってどうなの?」と聞かれることが多々あります。

新卒で就活をし、正社員として働き初める方が多いため、派遣薬剤師の実情がなかなか見えづらいというところがあるのでしょう。

中でも多い質問は「派遣薬剤師のトラブル」についてです。

派遣薬剤師が派遣される薬局は薬剤師が足りていない、いわゆるブラック薬局なのではないかというイメージがあるようで、派遣先の薬局で何かトラブルがあったとき、守ってもらえるのだろうか、という不安をもたれる方が多いのです。

そこで、派遣薬剤師として働くことを考えている方に、よくあるトラブルとその対応方法について、現役派遣薬剤師として働いている筆者が派遣仲間から聞いた話を中心に説明していきます。

派遣薬剤師のよくあるトラブル

まずは、実際にあった派遣薬剤師のトラブルをご紹介していきます。

派遣薬剤師の人間関係のトラブル

派遣薬剤師のトラブルで最も多いのが人間関係です。

元々関係性ができ上がっている薬局の中にスポットで派遣されるので、派遣薬剤師は人間関係を構築するのが難しい立場です。

理解のある薬局であれば問題ないのですが、派遣の受け入れ経験が乏しかったり、性格に難がある薬剤師がいたりするとトラブルに発展しやすいです。
時給が高いことや定時終業ということで、やっかみともとれる対応をしてくる薬局はよくあります。

 
 
 
 

高い時給を払ってるんだから、その分働きなよ!

と管理薬剤師に言われた派遣薬剤師もいます。

トラブル時に派遣薬剤師がとるべき対応

仕事をきちんと行っているにも関わらず、冷遇されるのであれば、迷わず派遣会社の担当者に相談しましょう。

一人で抱え込む必要はありません。逆に喧嘩を買うようなこともしないようにしましょう。

自身に悪いイメージがついてしまうと、系列店舗に回してもらえなくなります。

派遣薬剤師のトラブルに派遣会社はどう対応してくれるか

派遣薬剤師から相談を受けた担当者は、まず派遣先の薬局の人事担当に詳細を伝えます。
そして、人事担当から薬局へ改善命令が下ります。

改善されない場合は、派遣会社の担当者が直接店舗に出向き、薬局長と話し合いを行います。それでも改善されない場合は、次の契約更新月を待って契約を更新しない選択を行います。

最初に聞いていた条件とは違う働き方

基本的に派遣薬剤師は派遣先の薬局が求める働きをする必要があります。

そのため、業務内容や残業の有無を、事前に提示される求人内容で確認しておかなければなりません。

よくあるトラブルは、業務内容「調剤、鑑査、投薬全般。残業なし。」となっていたのに、投薬しかさせてもらえない。結果、薬歴だけが貯まっていき、残業しないと薬歴を書ききれないという事例。

一人薬剤師が嫌なので、複数名常勤薬剤師がいると聞いて選んだ薬局が、蓋を開けたらほぼ一人薬剤師だったという事例です。

トラブル時に派遣薬剤師がとるべき対応

いずれも自分ではどうすることもできないので、派遣会社の担当者に相談しましょう。
直接派遣先の薬局に伝える事はトラブルをこじらせる原因になるのでやめましょう。

派遣薬剤師のトラブルに派遣会社はどう対応してくれるか

相談を受けた派遣会社の担当者は、人間関係の時と同様に派遣先の人事担当に求人内容と違う点があることを伝えます。

それでも改善されない場合は、契約更新月を待って契約期間を満了し新たな派遣先を提案してくれます。

ママ派遣薬剤師に対するフォロー体制ができていない

最近は働く時間に制限があるママ薬剤師に、決められた時間内で働くことができる派遣が人気です。

しかし、ママ薬剤師によくあるトラブルもあります。

子供のお迎えがあるので定時で帰宅でき、熱を出したときは休める環境の薬局を希望したのに、派遣された先はママ薬剤師のサポート環境が整っていない薬局だったという事例です。

派遣される前にママ薬剤師可と聞いていたにもかかわらず、いざ働きはじめてみると、とても子供が熱でと言って休める環境ではなかったのです。

トラブル時に派遣薬剤師がとるべき対応

まずは事前に薬局長に子供の熱などで急に休むことがあっても大丈夫か確認しておきましょう。
急に休むのは困るということであれば、ママ薬剤師可の薬局ではないので派遣会社の担当者に相談です。

派遣薬剤師のトラブルに派遣会社はどう対応してくれるか

派遣会社の担当者は派遣先の薬局にママ薬剤師可ではないのか確認を行い、ママ派遣薬剤師が休んだときに回らなくなるレベルの薬局であるのならば、他の薬局を紹介してくれます。

派遣会社で対応できるトラブル

では、実際にトラブルに見舞われた場合、派遣会社が対応してくれる事案にはどのようなものがあるかをご説明します。

人間関係

人の合う合わない多かれ少なかれ誰にでもあります。

自分が働きやすいと思える薬局を派遣会社に探してもらいましょう。

契約内容の不一致

契約内容は絶対です。

それを無視した労働条件は派遣会社に対応してもらいましょう。

有給休暇の取得

有給休暇の給与は派遣会社が支払います。

派遣先の薬局はただの休み扱いになるということを理解していない場合が多いので、有給休暇の取得をしぶられたら派遣会社に対応してもらいましょう。

調剤過誤

万が一調剤過誤を起こした場合でも、大手の派遣会社は薬剤師賠償責任保険に加入しており、所属の派遣薬剤師にも適応されるので速やかに派遣会社に連絡しましょう。

派遣会社が対応できないトラブル

一方で、たとえトラブルになっても派遣会社では対応しきれない事案には以下のものが挙げられます。

できもしない仕事をできると言って採用されたとき

派遣会社もできるものと思って派遣しているので、そこでトラブルになっても庇うことができません。

派遣先の薬局の秩序を乱したとき

人間関係やルールなど自分発信で乱してトラブルとなった場合、派遣先の薬局から早々に次の更新はないと言われます。

そうなれば派遣会社もどうすることもできません。契約期間満了まで針のむしろです。

正当な理由なく、度々遅刻や欠勤を繰り返したとき

薬局が一時的に人がいない穴を埋めるために派遣薬剤師を雇っているにも関わらず、度々穴を空けられては派遣薬剤師の意味がありません。派遣会社からも自分の身の振り方を考えるよう指導されるだけです。

派遣薬剤師のトラブル対応は派遣会社の担当者の良し悪しが大事

トラブルが起きた時、最も重要なのは派遣会社の担当者の対応です。

その対応如何で、穏便に済ませることができたはずのトラブルもこじらせてしまう場合があります。日頃から自身の担当者が信頼できる人かを見定めておく必要があります。

どんな担当者がいいか

まずは信頼できる担当者の特徴を詳しくご紹介します。

レスポンスが早い

日頃からちょっとした疑問や質問に対しても返事が早い担当者は信頼できます。

すぐに質問に対する答えがわからなくても、「今調べている」「今日中に連絡する」など何かしらの反応がある人は、いざトラブルが起きた時も迅速に対応してくれます。 

まめに派遣薬剤師と連絡をとる

月に1度は派遣先の薬局での近況を確認してくれる担当者は信頼できます。

何も問題がなくても、世間話から派遣先の薬局の雰囲気を掴み取ることができるので、別の派遣薬剤師を派遣するときの参考になるからです。 

実際に派遣先の薬局へ足を運ぶ

求人内容だけでは薬局の雰囲気を掴むことはできません。

なぜ人が足りていないのか、ブラックな面はないのかなど実際に薬局へ出向き聞き取り調査を行っている担当者は信頼できます。


このような担当者ばかりであれば、安心して派遣薬剤師として働くことができます。
実際に筆者の担当者も、上記に近い感じの人で大変助かっています。

筆者の担当者の対応

筆者はファルマスタッフで派遣就業していますが、担当者は非常にレスポンスが早く、まめに連絡も取ってくれます。

わからないことはわからないと言って調べてくれたり、できないことは毅然とできないとおっしゃるので、ごまかしがないと感じています。

また職場見学や初日の出勤日には同行してくれ、その時にも薬局の雰囲気や感じたことを率直に述べてくれました。

筆者の担当者のように、信頼して任せることができる担当者ばかりならいいのですが、中には、「大丈夫?」と疑念を抱いてしまう担当者がいるのも事実です。

こんな派遣会社の担当者は要注意

一方でトラブルが起きた時、上手く対応してもらえない可能性がある担当者の特徴もご紹介します。

レスポンスが遅い

派遣会社の担当者は一人で何人もの派遣薬剤師を管理しています。
そのため、忙しいのはわかるのですがメールの返事が必ず2,3日後だったりすると、連絡が届いているのかやきもきしなければなりません。

いざトラブルが起きた場合迅速に対応してくれるのかも不安です。

交渉事があるとき派遣薬剤師側を説得しようとする

派遣薬剤師と派遣先の薬局との間に立って、契約期間や賃金について何かしらの交渉をしなければならない場面になったとき、交渉しやすい派遣薬剤師を説得しにかかる担当者は、信頼できません。

何かあっても派遣薬剤師が折れないといけない事になります。


 
 
 
 

どちらの場合も担当者は変えることができます。不信感をいだくようになったら、即刻担当者を変えてもらいましょう。

派遣薬剤師のトラブル|まとめ

派遣薬剤師は、派遣会社に所属しているとは言え、ほとんど派遣会社の人に会うことはありません。

そのため何かあったとき守ってもらえるのだろうかと不安に思う方もいるでしょう。しかしトラブルが起きた時、だいたいの場合派遣会社が対応してくれます。

むしろ正社員やパートの場合、直属の上長命令で困ったことがあっても自分で対応しなければなりませんが、派遣薬剤師の場合、派遣会社に丸投げすることも可能です。

面倒な対応は派遣会社に任せて、気楽に働くことができる派遣薬剤師という選択を考えてみてはいかがでしょうか。

派遣会社の担当者の対応は派遣会社ごとに違い・特徴があります。
派遣会社の違いが知りたい方はこちらの「薬剤師派遣会社の比較ランキング!元派遣薬剤師と現役エージェントのオススメ派遣会社」がとってもわかりやすいので参考になりますよ。

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もも

もも

大手ドラッグストア併設の調剤薬局に就職後、結婚を機に退職。現在は派遣薬剤師としてドラッグストアや調剤薬局で勤務する傍ら、パートナーと愛犬ともにアウトドアや旅行など趣味の時間も満喫中。

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