薬剤師5大転職理由

ママ薬剤師が出産・育児しながらでも働けるオススメ職場~CRO編~

 

女性が多く働く職場であるCRO。
土日休みの企業職であるため、ママ薬剤師にとって働きやすい職場でもあります。

では、ママ薬剤師にはどのような働き方ができるのでしょうか?
ママ薬剤師から見たCROという職場についてご説明したいと思います。

CRO内でママ薬剤師が勤務できる職種

CRO勤務未経験の育児中のママ薬剤師が働くことができる職種は、内資系ではQC(Quality Control)、外資系でCTA(Clinical Trial Assistant)です。
しかし、これらの職種は薬剤師免許が必須ではありません。

そのため、薬剤師免許を有しているからといって、優先的に転職できるわけではありません。企業側としては経験者を優遇する傾向はあります。業界未経験であれば、それ相当の研修が必要になります。
社内での研修はもちろんありますが、実務研修も必要になりますので、会社としてはすぐにでも売上に貢献できる経験者を採用したいという事情があります。

CROでママ薬剤師が働きやすい理由

1.外勤がない

QCやCTAがママ薬剤師にとって働きやすい点は、やはり外勤がないことです。
ただし、QCの場合は、それぞれの試験に配属されるため、場合によっては製薬企業のオフィスでミーティングがあるときは、出席する必要もあります。
半年に1回、4半期に1回というペースであり、日帰りが可能であるため、育児への影響はいくらかは少ないのではないでしょうか。

2.異動なし

CROの場合、とりわけQAやCTAという職種は、会社命令の異動は基本的にはありません。
さらにもし夫が転勤(例えば大阪→東京)となった場合、転勤先にCROのオフィスがあれば、異動することも可能な場合が非常に多いです。

3.勤務時間

CROの勤務時間は調剤薬局やドラッグストアなどと比べると短く、以下の通りとなります。

CROでの就業時間

  • 9時~17時
  • 時短勤務可
  • フレックスタイム制あり(*企業による)

フレックスタイム制をとっている企業もたくさんあるので、コアタイム以外の時間は、業務の都合や個人の都合によってうまくやりくりすることもできます。

残業

CROでは残業はほとんどなく、また自身の裁量で調整することが可能です。

時短勤務の内容

時短勤務の細かい規定は各社により異なりますが、大手の場合の一例は下記の通りです。
12歳未満の子供を持つ場合、時短勤務の申請をすることができ、どれだけ時間時短できるかは、本人の希望により下記から選択することが可能です。

  • 1日6時間勤務(時短1.5時間)
  • 1日5.5時間勤務(時短2.0時間)
  • 1日4.5時間勤務(時短3.0時間)

託児所

CRO自体が託児所を持っていることはまずありません。
ただし、福利厚生の一環で、託児所の利用割引券などを配布している企業はあります。

このような現状であるため、CROでは保育園児や幼稚園時のママさん、小学生や中学生のお子さんをもつママさんが多く働いておられます。

時短勤務について

時短勤務が適用される条件は各社によって異なりますが、大体以下のようになっているようです。

  • 正社員であること
  • 社歴
    少なくとも1年以上としている場合が多い
  • 会社が認めた者

会社が認めた者とは、その人の勤務を時短勤務としてまでも会社に残ってほしいという実績や経験があるかどうかです。
つまり、取って代わることができない貴重な人材(人財)であるかが、最も重要視しされているようです。

時短できる時間

実際にどれだけの時間時短できるかは、本人とその上長との相談の結果決定されるようです。
例えば優秀な方で3.0時間短縮しても、これまでと同様の仕事をこなしてくれて、仕事に影響をでないと判断されれば、3.0時間短縮が適応されるようです。

優秀でなくても、その他の社員との兼ね合いで調節してくれますので、必ずしも優秀な方だけが得をするということではないです。会社の制度ですので平等です。
しかし実際には、その人のこれまでの実績や今後の期待値などに応じて、時短ではなく暗に退職や休職を進めてくるケースもあるようです。

注意点としては、時短勤務者であっても、CROという職種柄、勤務時間外に仕事をすることは多々あります。
育児と仕事を上手く調節できる人が、時短勤務を上手く利用しているようです。

ママ薬剤師に対しての職場の配慮

CROではママさんが多く働いています。
まずそのことを社員全員が認識していますので、ママさんに対して非常に優しいです。

もし、ご自身のチームに時短勤務の方がいる場合は、個人情報の範囲を超えない範囲で、その情報は共有されます。
何時から勤務開始で何時に勤務終了となるのかなどの情報です。

そのため、その前後に電話することは、基本的に避けるようにしています。
内容によっては、その人にしか対応できない急ぎの用件もありますので、そのときは電話しても問題ありません。

それ以外の場合は、チームの他のものが対応するなどして協力的に対応しています。

チームとしてもママ薬剤師に対しての協力体制ができていますし、会社としてもそのようにするように指示がなされています。

QCとCTAの業務内容

QC、CTAの業務内容についてはこちらの記事を参照ください。
<参考記事>CROってなに?CROのお仕事内容とは

QCやCTAの年収

内資系で多いQC職の場合、課長職(管理職)となると年収750万円~という会社もあります。
外資系に多いCTA職の場合、例えばCRAと比べるとグレードが2段階ほど下となります。
2段階の給料の差は各社によってことなりますが、100万円~200万円は違います。
新卒のCTA職の場合は、年収は350万円前後が多いようです。

QCやCTAの職種は、薬剤師などの専門の資格が必要であるわけではありません。そのため、基本的には事務スタッフとしての扱いになります。
しかし、その他一般企業の事務スタッフとは年収の体系が異なることが多いです。

CROに勤務できる地域


CROのオフィスは、全国津々浦々にあるわけではありません。
そのため、CROに勤務できる人は、残念ながら、そのオフィスに通勤できる人に限定されてしまいます。
東京と大阪には、ほぼすべてのCROのオフィスがあります。その他の都市にオフィスがある場合でも、札幌、名古屋、福岡に集中しています。自家用車での通勤が禁止されているため、CROに勤務できるのは公共交通機関で通勤ができる人に限定されます。

まとめ

土日休みで、最大3時間の時短勤務ができるCROはママ薬剤師にとっても非常に魅力的な職場といえるでしょう。
女性社員が多く、ママ薬剤師に対しての配慮が行き届いているのも魅力ですね。

CRO未経験の薬剤師が転職する場合には、薬剤師以外の他職種もライバルとなり、転職難易度は高いです。転職に成功するには転職エージェントの助けが必要となるでしょう。

薬キャリのような、企業系職種の求人を豊富に抱えている転職エージェントの利用をオススメします。

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ヤス

製薬会社MR→ドラッグストア→調剤薬局と2度の転職を経験。 現在は都内の中規模調剤チェーンで管理薬剤師をしています。調剤業務だけでなく、地域活動や講演活動にも奮闘中。得意な科目は小児科と精神科、婦人科など。趣味はドライブとスノーボード。

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