薬剤師の転職体験談

薬剤師の転職成功体験談 年収160万円アップの成功例

 

ドラッグストアは調剤薬局よりも高収入といわれており、調剤薬局に転職をする際には年収ダウンを受け入れることが一般的です。しかし、転職活動をうまくこなせば、ドラッグストアから調剤薬局への転職でも、年収アップを狙うことができます。

この記事の筆者である私は、ドラッグストアから調剤薬局に転職することで、なんと160万円もの年収アップを実現させました。応募の殺到する人気求人ではありましたが、徹底的な対策をすることで内定を勝ち取り、20代にして年収700万円超えを達成することができました。

どのようにして好条件の求人への転職に成功したのか、ノウハウをご紹介します。

「ドラッグストアの方が年収は絶対に高い」、「未経験で管理薬剤師にはなれない」、「20代で高年収は不可能」。ひとつでもそうだと思った方は、ぜひこの記事を読んでください。

ドラッグストアからの転職理由

私は20代のうちに2度の転職を経験しており、この記事の内容はその2度目の転職のものです。

新卒後、製薬会社でMRとして2年間勤務していましたが、患者様と直接触れ合う仕事がしたいと考え、1度目の転職を決意しました。当初は調剤薬局での勤務を希望していましたが、OTC業務にも興味があったので、最終的にはどちらも経験することができるドラックストアへと入社しました。

しかし、配属された現場は調剤を落ち着いて学んでいける環境ではなく、OTCも中途半端な店舗でした。さらに、通勤に片道1時間半を要することも、体力的に大きな負担となっていました。次第により良い環境ではたらける職場を求めて、2度目の転職を考えるようになりました。

好条件求人との出会いから採用までの流れ

転職活動の最初にしたこと

最初にしたことは、転職サイトの登録です。こちらは、製薬会社からドラッグストアへの転職でお世話になったので、おおよその利用方法は知っていました。薬剤師側は無料で利用できるので、使わない手はないと思います。

関東で勤務をしていたので選択肢は豊富でしたが、通勤で利用していたターミナル駅に会社がある「アポプラスステーション」という会社を選択しました。(1度目のドラッグストアへの転職では、企業やドラッグストアに強い「リクナビ薬剤師」を利用しました。不満はありませんでしたが、何となく違う会社を選びました。)

インターネットから登録をして電話でのやりとりした後、面談をしたいとのことでしたので、通勤帰りに面談をしてもらいました。現在の状況やこれまでの職歴、希望する条件、自己PRなどをお伝えして、良い求人が出てきたらすぐに、連絡をいただけるという流れになりました。

最初の提案

登録してから2週間程度で3、4社の提案があり、興味がある2社の面接を受けました。
手応えとしては内定をいただける雰囲気でしたが、希望する条件とは異なる薬局だったため、早めにこちらから辞退をさせていただきました。(もちろん、辞退の連絡はエージェントの方が代行してくれました。)
急いでいるわけではなかったので、気長に待つことを伝え、質を重視してもらうこととしました。

好条件求人がついに現れる

1ヶ月程度で良い薬局の案件が出たと連絡があり、他の応募者も殺到する恐れがあるとのことだったので、至急面接の予約をお願いしました。

前職がドラックストアで年収560万円+残業代という条件でしたが、紹介していただいた求人は管理薬剤師ということで、年収720万円(残業代込み)の提示でした。

そのエリアは管理薬剤師でも年収600万円前後が相場ということもあり、募集を開始してから即日で5名の応募があったそうです。

面接は約1週間後で、コンサルタントの方と一緒に薬局に伺いました。面接には他の方も来ているようでしたが、結果として採用頂き、現在でも変わらず働いています。

面接の内容としては雑談が中心で、「初めての管理薬剤師だけど大丈夫か」「コミュニケーションが苦手ということはないか」といったことを聞かれたと思います。こちらからの質問としては、処方箋枚数や内容、レセコンの機種、前任者の退職理由、会社の理念や目標などを質問しました。

どのような条件の調剤薬局の求人だったのか

少し前後しますが、転職エージェントから「良い薬局の案件が出た」と連絡をいただいた際に聞いた求人の条件は、次の通りでした。

紹介してもらった求人の条件

  • 希望する沿線上の急行停車駅であり、都心からも近い環境。駅からも近く、希望にぴったりの薬局。
  • 小規模の調剤薬局チェーンの会社で、50~80枚/日程度の処方箋枚数。
  • 管理薬剤師の募集で年収720万円(残業代込み)
  • 前任の管理薬剤師の退職が急遽決まり、欠員募集での求人。

年収が高いだけでなく、お休みも木・日・祝と安定しており、休暇も取りやすい職場だったので、人気があったようです。

なぜ調剤薬局でこれだけ好条件の求人がでてきたのか

もちろん、急な欠員募集であったことも関係していると思いますが、正社員は管理薬剤師のみで、残りのスタッフはやや高齢の薬剤師がパートとしてはたらいている薬局でした。薬剤師の正社員はおらず、管理薬剤師の負担はやや大きいので、年収水準はエリアの平均より高くしているようです。

直近で、離職が多かったという事情もあるようで、さらに少し高めに求人を出したようです。ちなみに、離職の経緯は開業や転居によるもので、ネガティブな理由ではありませんでした。

そのほかには、近くに大型のベッドタウンがある主要の路線があるものの、この薬局は異なる路線であったため、エリア特性として高年収が出やすいということもありました。

薬剤師の人気求人の特徴

とんとん拍子に決まった今回の転職ですが、転職エージェントに聞くと、今回の求人はかなりの人気案件だったそうです。社外には未公開の新着求人に出た段階で応募が殺到し、ホームページや求人票ができる前に募集が終了したとのことでした。このように、人気求人のほとんどは、一般公開されるに出る前に募集が終了してしまうのです。

人気求人の特徴としては、下記のようなものが代表的です。

薬剤師に人気の求人の特徴

  • 給料が高い
  • アクセスが良い、エリアが都心に近い、駅から近い
  • 休みが安定している、日祝日休み
  • 帰る時間が早い、残業が少ない

一般的には、僻地である代わりに給料が高い、休みが土日であり働きやすいが給料が安いなど、条件は一長一短となります。しかし、まれに良いところ取りをした求人があらわれることがあり、すぐに応募が殺到するのです。

好条件求人への転職成功理由


あとから職場の方に聞いた内容ですが、私が他4名の薬剤師をおさえて採用されたのは、下記の理由によるものでした。

企業側から見た採用の決め手

  • あいさつや応対がしっかりとしていて、コミュニケーションスキルが高いと感じられた
  • MR経験があり、ドクターの応対が可能であるので、薬局を任せやすいと考えた
  • レスポンスが早く、仕事に対してきちんと取り組んでくれると考えた
  • 応募書類がきちんと書かれていて、仕事に対する熱意が感じられた

PCスキルなどもいくつか資格を持っていましたが、そこは評価の対象にはなっていないそうでした。

自分で考察した転職の成功理由

一方で、私が自身で考察した転職の成功理由は、下記のとおりです。

自身で考察した転職成功理由

  • コミュニケーション能力をアピールしたことが良かった
  • 素早いレスポンスや書類の作り込みなど、+αの部分が評価された
  • 管理薬剤師の経験が無いことを、うまくフォローできた
  • 転職エージェントを利用したことで、良い求人にめぐり合えた

今回の転職では管理薬剤師の募集と言うこともあり、特にコミュニケーションスキルが高く評価されたという印象を受けました。「面接をした中で最も好印象だった」とのことで、良い印象を与えることができたことが内定につながったのだと考えられます。

また、薬剤師の採用面接の多くは一度きりで、かつ非常に短い時間で終わります。面接以外のポイントである、レスポンスの速さや応募書類に心を配ることも、内定の確率を高めるためには重要なポイントです。

これらのノウハウについては下記の記事を参照してください。

私が転職する際には、管理薬剤師の経験が無かったことが一番のネックでしたが、働きながらいろいろ勉強をしていたので、最低限の管理薬剤師業務の知識をアピールできたことも良かったと思います。
もちろん、転職エージェントを利用しなくてはこの求人にめぐり合うことすらできなかったので、これから転職を考えている方は、転職エージェントを利用することを強くおすすめします。

調剤薬局で働いてみた感想

転職後、調剤薬局で実際に働いてみて、とても楽しく仕事ができています。
前の職場とは異なり、調剤のことをきちんと勉強することができるので、日々楽しみながら業務にのぞんでいます。事務さんからも保険や公費のことを教えてもらい、大変勉強になっています。

また、プライベートに関してもエリアが首都圏に近いので、充実しています。勤務して2年が経過しましたが、特に転職の予定はありません。

転職活動を行う際に利用した転職サイトについて

転職活動を行うにあたり、前述の通り「アポプラスステーション」という会社を利用しました。特に転職サイト(コンサルティング会社)に対してのこだわりはありませんでしたので、通勤で利用していたターミナル駅に会社があることを重視しました。

あまりに小さい転職サイトは、案件が少ないので避けた方が良い場合もありますが、ある程度の規模の会社であれば、求人の紹介に問題はありません。

ただし、中小の調剤薬局が得意な転職サイトや企業が得意な転職サイトなど、得手不得手はあるので、転職先によってうまく使い分けることができればベターです。

下記の記事で徹底的に比較しているので、ぜひとも参考にしてください。

まとめ

転職を成功させる秘訣は、相手の立場に立って物事を考えるということです。うまく相手の必要とする要素を盛り込むことができれば、転職成功の確率はぐっと高まります。

たとえば、調剤薬局で管理薬剤師を採用する際には、コミュニケーション能力を重視する傾向があります。未経験であってもコミュニケーション能力が高く、やる気がある方が面接に来れば、必ず興味を持ってもらえます。

このような人気求人の面接を勝ち抜くことが、ホワイトな薬局ではたらくことにつながります。いつでも募集している、面接すれば書類は何でも合格する、そんな薬局はブラック薬局かもしれません。

他の記事でも転職のコツや秘訣をご紹介しているので、好条件求人を手に入れたいと考えている方は、ぜひ一度目を通してみてください。

転職を考える薬剤師の方へ

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薬剤師転職の教科書ともいえるものです。
理想の求人を手に入れるための参考にしていただければ幸いです。

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ヤス

製薬会社MR→ドラッグストア→調剤薬局と2度の転職を経験。 現在は都内の中規模調剤チェーンで管理薬剤師をしています。調剤業務だけでなく、地域活動や講演活動にも奮闘中。得意な科目は小児科と精神科、婦人科など。趣味はドライブとスノーボード。

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