薬剤師5大転職理由

残業のない調剤薬局チェーンは新規出店に計画性がある

 

残業のない調剤薬局の特徴のうち最も重要な要素は、薬剤師の確保を企業戦略として重視しているかどうかです。

薬剤師の確保を重視していない会社は、薬剤師がすぐに辞めてしまう、働きにくい会社といえます。

薬剤師確保のために企業としてどのような配慮をしているのか。
そのために最も重視しておきたいポイントはその会社の出店戦略にあります。

なぜ出店戦略が大事なのか、その理由を見ていきましょう。

新規店舗の出店戦略

調剤薬局の店舗展開において、ドミナント展開している会社は、薬剤師確保を重要視している会社であると言えるでしょう。

ドミナント戦略とは
ドミナント戦略はチェーンストアなどの立地戦略において、新規に店舗を出店する際に当該地域のシェアを取れるように高密度に複数の店舗を展開する手法である。
出典:wikipedia

一方で「処方箋枚数を目的にして展開している会社」は、薬剤師の確保が困難な「離職率の高い会社」になってきます。

調剤薬局においては薬剤師こそが弾薬であり、補給こそ命です。
「処方箋枚数を目的にして展開している会社」では兵站が伸び切って、薬剤師という弾薬の補給が追い付かなくなります。

その理由は次の通りとなります。

薬剤師確保を目的として出店している調剤薬局の特徴

薬剤師確保を重視して出店している調剤薬局は、次の2つを重視して店舗展開しています。

薬剤師確保のための店舗展開

  • 好立地に出店する
  • 特定の地域に集中出店する

都市部で人口が密集し、駅近くに位置する薬局。
このような店舗は、単に好立地というだけでなく勤め先として人気が出やすいため、薬剤師が確保しやすいという利点があります。

特定の地域に集中出店していれば、店舗同士が自動車で30分程度の距離にあるなど、応援体制が組みやすくなります。

子育て世代なら子供の急な発熱で早退といったことも考えられます。より安心でしょう。

処方箋枚数を目的にして店舗展開している調剤薬局の特徴

一方で処方箋の枚数が見込める病院・クリニックを優先して出店すると、薬局同士や病院・クリニック同士が競争しない地方への出店をすることになりがちで、薬剤師の確保が困難になります。

店舗同士が離れているために急な休みが出た時の応援が要請しづらく、休みたくても休めない環境になってきます。
仮に応援要請があったとしても、遠距離の店舗ばかりです。

このように処方箋枚数を目的にして店舗展開しているような企業では、先に挙げたような残業の悪循環が生まれてきます。

慢性的に薬剤師が不足している薬局は常に忙しく、残業も多いというのは、多くの薬剤師さんが経験していることではないでしょうか。

薬剤師の安定確保のためには、出店戦略が最も大事

このように、薬剤師の確保を重視している会社ではドミナント戦略を採ってきます。

都市部でも地方でも、集中出店をしている会社は、ワークライフバランスという意味では良い選択となるでしょう。
こうした会社は薬剤師の確保が事業を継続する為の中枢を成す戦略と考えています。

そのような会社は単に残業が少ないだけではなく、薬剤師の働きやすさにも心を配ってくれる、薬剤師として長く働ける会社といえるでしょう。

出店計画を重視して転職したことで、残業なしの薬局に転職できた成功例

ここで実例を紹介したいと思います。

大手調剤薬局チェーンの店長兼エリアマネージャーとして、月の30時間~50時間の残業をこなしていたIさん。
お子さんの出産を機にワークライフバランスを見直そうと、残業のない薬局への転職を決意しました。

そんなIさんが転職の際に重視したのは、その会社の出店計画薬剤師として経験を積めることでした。

自身の経験として、出店計画がいい加減な会社は人事が場当たり的だというのが身に染みていたからだと言います。
その結果、残業がほぼゼロの職場への転職を成功させました。

年収は下がったものの、時間単価は上がり、大変満足とのこと。

そんなIさんの転職体験談はこちらになります。

まとめ

残業のない調剤薬局を探すためには、その会社の出店戦略が大切だというのがお分かりいただけたでしょうか。

間違っても、利益重視で新規出店している会社を選んではいけません。

その会社の出店戦略を知るには、その会社のホームページの店舗一覧を見てみるだけでもおおよその検討はつきます。
次の2つを確認しましょう。

  • 都市部の店舗が多いのか、地方の店舗が多いのか
  • 各店舗の住所が集中しているのか、ばらけているのか

薬剤師の確保を重視している会社は薬剤師を大切にしている会社です。
是非ともそのような調剤薬局に転職したいものですね。


 
 
 
 

その他にも調剤薬局での残業の原因にはいろいろとあります。

他店舗への応援の頻度や薬局内での年齢層の構成であったり、一包化頻度の高い処方箋があるかなど様々です。

それら、調剤薬局の残業の原因となるものを一覧にまとめました。
興味のある方は是非ご覧くださいね。
薬剤師なら知っておきたい、調剤薬局の残業の原因となる18の要素

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イッシー

イッシー

病院薬剤師から調剤薬局に縁故採用で転職するも、とんでもないブラック企業だったことが判明。その後薬局を立て直して大手に売却。エリアマネージャーまで昇格するも、ワークライフバランスを見つめ直し、中規模調剤チェーンに転職。(そのときの転職体験談はこちら)現在は面対応薬局で患者様への服薬指導に全力を注ぐ。

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