薬剤師5大転職理由

応援のない調剤薬局で働きたい!他店ヘルプが多い会社を見抜く4つのポイント

 

他店舗からの応援要請は重なるものです。
その原因が一過性のものではなく、会社の体質によるところが大きいからです。
他店舗への応援の頻度は、薬剤師の離職率にも密接に関係してきます。

今回は、大手調剤チェーンのエリアマネージャーとして数多くの薬局をみてきた筆者が、転職前に分かる応援の多い調剤薬局の特徴と応援の多い調剤薬局を見抜くポイントなどをお伝えしたいと思います。

応援の頻度が少ない会社は特定の地域に集中出店している

企業戦略として、薬剤師確保を重要視した出店計画を持っているかどうか。

これが他店舗への応援の頻度に最も影響を与えます。

特定の地域に集中出店している会社、好立地を選んで出店している会社は、薬剤師の確保が容易です。
店舗同士の距離が近いというメリットもあるので、他店舗への応援が容易になります。

一方で、グループ内の店舗が離れ離れに分散していては、他店舗へ応援に行くにしても遠距離の移動になってしまいます。
嫌気がさして辞める薬剤師も増えてくるでしょう。

薬剤師が慢性的に不足するような会社では、他店舗への応援要請が増えるのは当然のことといえます。

他店舗への応援・ヘルプが多い会社の特徴

他店舗への応援・ヘルプが多い会社かどうかを見抜くには、次の4つのポイントを確認しましょう。

  • 新規出店のペースと薬剤師確保の方法
  • 在籍薬剤師の年齢構成
  • 一人薬剤師の店舗数
  • 管理部に適切な数の薬剤師を配置しているか

1新規出店のペースと薬剤師確保の方法

新規出店ペースが速い会社は、薬剤師の退職ペースも早い傾向にあります。
それはなぜでしょう。

新規出店した薬局の特徴

新規の店舗は、新規で採用した薬剤師と事務が育てられず、ほんの数カ月で退職するリスクがあります。
そのため、売り上げや人員が固まる3年の間は退職と採用で落ち着かない事が多いです。

新規出店時に十分な数の薬剤師を新規増員するならば、他店舗は何の影響も受けません。
しかし現実には、既存店から薬剤師を引き抜く玉突き人事を行う会社も多く、現場の負荷が急増します。


そのときにきちんと人員のフォロー体制ができていればいいのです。

しかし、フォローが後手にまわってくると最悪の場合、異動を命じられた薬剤師は人事への拒否の意思表示として退職を申し出ることがあります。

するとさらに人不足になる悪循環が発生し兼ねません。
当然、グループ他店舗への応援要請も増えてきます。

出店計画がずさんな会社では退職者が相次ぎ、しわ寄せを受けるように、他店舗への応援が増えるのです。

理想的な出店計画をもつ調剤薬局チェーンの特徴

新規店舗には、エリアマネージャー薬剤師と店長兼務ではない経験豊富な薬剤師を配置。
平行して現地採用で新しい店長や薬剤師、事務の教育をしていく。

このような会社であれば、新規で出店をしつつ現場にも他店にも負荷をかけないホワイトな企業といえるでしょう。

応援のない調剤薬局で働くためには、新規店舗に配置する薬剤師の補充は現地採用しているのか、それとも他店舗から異動させて充当しているのかを転職前に確認しましょう。

2在籍薬剤師の年齢構成

他店舗への影響を考えずに新規出店をしていくと、働き盛りの20代後半から40代前半までの薬剤師が、会社の運営に疑問を持ち、辞めていきます。

この年代の中堅の課長職級クラスの薬剤師が少ない会社は、経営者と現場に溝があるとみて良いでしょう。

すぐに薬剤師が辞める店舗は20代の若い薬剤師ばかりです。
辞めた薬剤師の穴埋めのために、新たな応援要請が飛んでくることでしょう。

3一人薬剤師の店舗数

一人薬剤師の店舗が多ければ、急病や忌引きや有休で休む場合に他店舗からの応援が必要になります。

薬剤師が複数在籍している店舗がほんの数か所であれば、そこから応援要員を出さざるを得ません。

他店舗への応援対応をさせる薬剤師が子育て世代だと、急な他店舗への応援で子供の送り迎えの予定が崩れてきます。
度重なる他店舗への応援は、薬剤師の退職原因になってきます。

4ヘルプ要員薬剤師を配置しているか

管理本部に、ヘルプ要員薬剤師やエリアマネージャー薬剤師を配置しているでしょうか。

ヘルプ要員の薬剤師の人数が十分であれば、急な現場の負荷は少なくなります

現場にギリギリの人数の薬剤師しかいないのに、ヘルプ要員薬剤師あるいはエリアマネージャー薬剤師がいないと他店舗への応援が多くなります。

およそ4~6店舗にひとり、ヘルプ要員薬剤師やエリアマネージャー薬剤師がいれば余裕があるでしょう。

まとめ

他店舗への応援が多い調剤薬局チェーンとは、薬剤師の離職率が高い=薬剤師を大切にしていない会社ということがおわかりいただけたのではないでしょうか。
ブラック薬局と言い換えてもいいでしょう。

他店舗への応援が多い調剤薬局チェーンとは、薬剤師の離職率が高い=薬剤師を大切にしていない会社ということがおわかりいただけたのではないでしょうか。
ブラック薬局と言い換えてもいいでしょう。

  • 新規店舗に配置する薬剤師を現地採用していない
  • 20代後半から40代前半までの薬剤師が少ない
  • 一人薬剤師の店舗が多い
  • ヘルプ要員薬剤師がいないor少ない

あなたが現在働いている薬局はこの中のどれかに当てはまるでしょうか。

このようなブラックな薬局がある一方で、特定の地域に集中出店することで応援にいくにも近距離で、薬剤師の負担が少なくなるよう配慮している。
応援専門のヘルプ要員がいて、勤務薬剤師の応援の頻度を減らす。
こんな薬剤師の働きやすさを考えてくれている会社もしっかりとあるわけです。

もし、現在働いている職場が応援の多いブラックな職場ならば、ご自身の住む地域にそんなホワイトな薬局があるのかどうか、転職サイトのエージェントに話を聞いてみてもいいのではないでしょうか。
相談するだけなら無料ですよ。

転職エージェントが語る転職に成功する薬剤師と失敗する薬剤師の違い

転職に成功する薬剤師失敗する薬剤師の違い

薬剤師生活において、1度や2度の転職自体は珍しくありません。
でも中にはせっかく転職したのに、新しい職場に満足できず、転職を何度も繰り返してしまう人も…。
転職エージェントとして働いていた筆者が、『転職に成功する薬剤師』と『転職に失敗する薬剤師』の特徴を、事例をもとにお伝えします。
転職エージェントを有効利用して転職を成功させるコツもまとめてありますので、転職を考えている方はぜひチェックしてくださいね。
⇒ 転職エージェントが語る転職に成功する薬剤師と失敗する薬剤師の違い


「紹介会社」「求人企業」の両面から、薬剤師の転職業界に関わってきた筆者が知る薬剤師の転職サイト10社について、実際にお会いした求職者さんの感想と他社出身のエージェントから聞いた業界内の評判を元、オススメの転職サイトをご紹介します。
⇒ 元転職エージェントがおすすめする、薬剤師の転職サイト10社の徹底比較ランキング!

The following two tabs change content below.
イッシー

イッシー

病院薬剤師から調剤薬局に縁故採用で転職するも、とんでもないブラック企業だったことが判明。その後薬局を立て直して大手に売却。エリアマネージャーまで昇格するも、ワークライフバランスを見つめ直し、中規模調剤チェーンに転職。(そのときの転職体験談はこちら)現在は面対応薬局で患者様への服薬指導に全力を注ぐ。

こんな記事も読まれています

  1. ドラッグストアを辞めたい薬剤師の不安・悩みには何がある?

  2. 調剤薬局勤務の薬剤師のワークライフバランスとは

  3. 薬剤師の残業なし求人の探し方・決定版【調剤薬局編】

  4. 薬剤師がワークライフバランスを求めるならどの職種?3つの要素で考える

  5. ワークライフバランスを考える薬剤師さん要注意!施設調剤という曲者

  6. 調剤薬局の残業時間と処方せん単価の関係

PAGE TOP