薬剤師5大転職理由

今注目のスキルアップ!研修認定薬剤師になるための注意点

 

薬剤師であれば、「認定薬剤師」という制度はほとんどの方がご存知だと思います。
スキルアップを考える薬剤師の方にとって、今もっとも注目されている資格であるといえるでしょう。

これまでにも様々な認定の仕組みはありましたが、医師の専門医制度とは異なり、機能を果たしているものはほとんどありませんでした。

現在では、「研修認定薬剤師」と呼ばれる認定資格を取得することで、調剤報酬上の優遇を受けられるなどの具体的なメリットが出てきています。

「研修認定薬剤師」についての概要や取得方法を説明したサイトは数多く存在しているので、ここでは資格をとることで起こるメリットや気を付けるポイントについて、ご説明させて頂きます。

研修認定薬剤師が今熱いわけ


日本では、今後は高齢化社会が到来することが明らかあり、医療の在り方も変わろうとしています。
薬局はこれまでの「門前薬局」から「かかりつけ薬局」へと変わろうとしており、薬剤師もまた「かかりつけ薬剤師」へと変わっていかなくてはなりません。

国は今後の地域医療を見据えて、地域包括ケアシステムの一環として、かかりつけ薬剤師を増やすことを目標としています。
薬剤師としてのスキルアップに興味があろうとなかろうと、かかりつけ薬剤師になるための資格でもある研修認定薬剤師は無視できない存在になってきました。

今後は研修認定薬剤師のできることも増え、受け取ることのできるインセンティブも広がっていくと考えられます。

研修認定薬剤師は、今非常に注目されている資格なのです。

研修認定薬剤師のメリット

2016年の診療報酬改定において、「かかりつけ薬剤師指導料」という項目が新設されました。

研修認定薬剤師はこの指導料の要件となっているので、研修認定薬剤師を取得してかかりつけ薬剤師指導料基準調剤加算を算定することが出来れば、薬局の増収を見込むことができるのです。

研修認定薬剤師を取得していることは本人の研鑽の証明だけでなく、薬局の利益にもつながるのです。
これらの背景から、研修認定薬剤師を取得している薬剤師に対して対価を支払っている薬局も、少なくはありません。

薬剤師としてスキルアップしていく中でも、研修認定薬剤師の取得は年収アップにつながるのです。

研修認定薬剤師のデメリット

かかりつけ薬剤師指導料が新設されてから、現在までで約1年半が経過しています。
多くの薬局では取得することを推奨しており、一部補助金を支払っている企業も少なくはありません。

このトレンドは今後も続いていくと考えられており、現状では取得しないことによる不利益はない薬局でも、今後はお給料に影響する可能性が出てきます。

また、取得の際には費用もかかり、研修会なども多くの場合は勤務時間外で出席しなくてはならないので、薬剤師本人の負担は大きいのです。

取得後も、定期的に単位を取り続けて更新を受けなくてはならないので、時間と費用もかかってしまいます。

現在では、取得することで受けることのできる対価よりも、取得にかかる費用や手間の方が大きいということが、現実なのです。

研修認定薬剤師の資格を取得するうえでの注意事項


効率よく単位をとるのであれば何と言ってもe-ラーニングがおすすめです。

職場によっては業務中に見ることもできますし、スマホや自宅でも見る事ができます。

15分1コマの講義もあるので、通勤中や休憩時間に見る事も出来ます。
なお、15分1コマ×6=1.5時間で1単位になります。

研修認定薬剤師を取得するためには、最初の申請では「4年以内に40単位以上(各年5単位以上)」を取得しなくてはなりません。
1日1時間とれれば2か月かからず40単位が集まります。

資格を取得する際には、「いつまでに取得する」という計画を立てると良いでしょう。
産休や育児などでしばらく薬剤師として勤務する予定がない場合には、取得する時点から逆算して単位集めを始めると良いでしょう。

講習会のシールを保管してある場合は注意が必要

先に述べた最初の申請では「4年以内に40単位以上(各年5単位以上)」を取得の他にも、
継続教育という観点から3年ごとの更新が定められており、その間も「各年5単位以上」を取得しなくてはなりません。

かかりつけ薬剤師の制度が普及する以前に参加した講習会のシールを保管してある場合では、この要件を満たすかどうか注意しなくてはなりません。

せっかく取った資格を活かすことができる職場はどこか

研修認定薬剤師は、多くの薬局において必要不可欠な資格となってきています。

しかしながら、現行では「かかりつけ薬剤師指導料」を算定するには、研修認定薬剤師の資格を持っていること以外にいくつかの要件があります。

かかりつけ薬剤師指導料を算定する条件

  • 保険薬剤師として3年以上の薬局勤務経験があること
  • 当該薬局において平均週32時間以上勤務していること
  • 当該薬局に6ヶ月以上在籍していること

この3つが必要となるため、その地域に腰を据えて働いていける薬局で働くと良いでしょう。

生まれ育った地元の医療に貢献したい方でなどであれば、多くの方が利用できそうな地域密着型の薬局に就職することが出来れば、資格を有効活用していくことができるでしょう。

また、薬局によっては、資格の取得や継続教育の費用を支援してくれる場合もあります。
このような薬局では、研修認定薬剤師の資格が必要とされていることがほとんどであるので、資格を活かしていけると考えられます。

まとめ

薬剤師の認定制度は数多く存在していますが、研修認定薬剤師は「かかりつけ薬剤師指導料」の要件であり、ある意味では公式の資格と言えます。
薬剤師として働いていく上では、一生勉強をしてスキルアップしていかなくてはなりません。

せっかく勉強をしていくのであれば、このような制度をうまく活用していくことで、薬剤師側にもメリットが出てくるでしょう。

是非とも研修認定薬剤師を取得して、患者様の健康に貢献できる薬剤師を目指してください。


 
 
 
 

「研修認定薬剤師」の資格以外にも、在宅スキルやOTCの知識など、これからの薬剤師さんに必要なスキルはいろいろとあります。

それらスキルの詳細と、スキルアップする方法をこちらの記事にまとめました。
スキルアップに興味のある薬剤師さんは是非ご覧くださいね。
薬剤師のスキルアップ方法について~今後も生き残れる薬剤師とは~

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ヤス

製薬会社MR→ドラッグストア→調剤薬局と2度の転職を経験。 現在は都内の中規模調剤チェーンで管理薬剤師をしています。調剤業務だけでなく、地域活動や講演活動にも奮闘中。得意な科目は小児科と精神科、婦人科など。趣味はドライブとスノーボード。

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