異業種転職

調剤未経験薬剤師が転職失敗しないために!転職エージェントが成功する職場探しを解説!

  • 2020.07.31

私は製薬会社のMRから大手ドラッグストアへ調剤未経験で転職をした経験がありますが、職場探しに失敗したために入社してからひどく苦労しました。

『大手を選べば研修制度がしっかりしてるから大丈夫だろう』程度の気持ちで職場探しをすると転職に失敗する可能性大。

筆者がまさにそうでした。

転職に失敗したと感じた理由は、こちら。

  • 集合研修は用意されているが、具体的な内容ではなかった
  • OJTが十分に機能していなかった
  • ひたすら投薬をさせられた

そのような苦労をしないためにも職場探し、転職エージェント選びはとても大切です。

職場探しのコツは転職エージェントに聞くのが1番!
というわけで今回は、現役の転職エージェントの方にお願いして、調剤未経験者の職場探しについていろいろとアドバイスをいただきました。

調剤未経験だった筆者が職場探しに失敗したために味わった3つの苦労と、現役エージェントによる調剤未経験薬剤師の職場探しのポイントを紹介していきたいと思います。

調剤未経験薬剤師が転職に失敗した理由

筆者が製薬会社のMRから大手ドラッグストアへと転職したときには、調剤未経験であったため、中途研修が充実していそうな大手ドラッグストアを選択しました。

「最初は調剤を経験したい」という私の要望に対し調剤専門店に配置してもらえたので、希望通りになったと思っていました。
(ドラッグストアの調剤専門店については、「ドラッグストアの調剤専門店とはどのような職場なのか」で詳しく紹介しています。)

しかし現実には様々な苦労をすることになり、転職に失敗したと言える結果に。

なぜ転職に失敗してしまったのか考えると、その理由は次のようなものかなと思います。

  • 転職エージェントに「大手なら教育体制が整っている」と言われて転職したが、実情は違った
  • 利用した「リクナビ薬剤師」はドラッグストアへの転職には強いが、調剤については詳しくなかった

では、どの薬局に転職しても同じように苦労するのかというとそんなことはなく、中途社員向けの教育をシッカリと行ってくれる会社もあります。

私が事前の調査や転職エージェント選びをおろそかにしたために、調剤未経験歓迎の会社に転職できなかったということです。

転職失敗で実際に私がしてきた苦労も、以下で詳しくお伝えします。
調剤未経験からの転職を失敗しないコツが早く読みたい方は、こちらからどうぞ。

転職失敗!調剤未経験者の私が体験した3つの苦労

最初にお話したように、私がしてきた苦労は主に3つ。

  • 集合研修は用意されているが、具体的な内容ではなかった
  • OJTが十分に機能していなかった
  • ひたすら投薬をさせられた

詳しく解説していきます。

集合研修は用意されているが、具体的な内容ではなかった

私の転職先である大手ドラッグストアの中途研修は、全5日間のうち4日間は全職種(登録販売者や一般の社員も含む)を対象とした内容です。

会社の社訓や社是を覚えたり、あいさつやマナーについて学びます。

肝心の調剤研修は1日間のみです。レセコン入力のさわり部分だけや、ピッキングの方法などだけ。

調剤未経験の方がこれを受けて調剤を自信をもってできるようになるものでもなく、一方で経験のある方にとっては、意味のない内容だったと思います…

調剤未経験の中途薬剤師にとって、集合研修は役に立たない。

OJTが十分に機能していなかった


集合研修を終えると、あとはOJTにより店舗ごとにスキルアップをしていくこととなります。

先輩薬剤師という身近な立場からしっかり知識や手技を教えつつ、教えることで先輩薬剤師の成長も促されるような、OJTがしっかり機能している薬局もあるようです。

ただ大手であっても、しっかりと勉強をしている薬剤師ばかりではありません。

私の場合もわからないことを質問しても見当違いな答えばかり返ってきていたので、結局は自分で勉強をしていくしかありませんでした。

OJTシステムがあるから誰かが教えてくれるだろうと思っても、自分で勉強するしかないこともある。

ひたすら投薬をさせられた

調剤の業務フロー(処方箋入力→ピッキング→監査→投薬→薬歴記入)
調剤業務では、処方箋入力 ピッキング 監査 投薬 薬歴記入というフローが一般的ですが、新入りとして入った場合は投薬と薬歴記入が中心となります。

先輩薬剤師が集めて監査をした医薬品のトレーを次々と渡され、ひたすら投薬をするというところからのスタートとなります。

質問をしても「もういいから次やって」と言って、次のトレーを手渡している光景も珍しくはありません。

筆者も何度か経験しました…

サポート体制が整っていれば先輩が教えながら投薬したり、空き時間に少しずつ他の業務も教えてもらえるんです。

でも教育体制が整っていない現場だと機械的に投薬させられるだけで、成長の機会がなかなか訪れないんです。

忙しすぎたり教育の体制が整っていないと、ただひたすら投薬させられることも。

転職失敗したら辞めるしかない?調剤未経験者の自己学習方法を紹介


調剤未経験の薬剤師が転職に失敗して、研修や教育が整っていない職場に就職してしまったら辞めるしかないんでしょうか。

もちろんそんなことはなく、独学で勉強していくことも可能です。

例えば実際に教育体制が整っていない職場を選んでしまった私は、以下を参考に自己学習を進めました。

  • 薬局備え付けの調剤指針
  • 『今日の治療薬』や添付文書
  • 医療事務さん向けのテキスト

これらを空き時間に読むだけでも、実践的な知識をつけることができます。

管理薬剤師.com」などの薬剤師ブログや、薬剤師向けeラーニングシステムも役立ちました。

教育大切が整っていない職場でも自己学習をすることで、未経験からでも調剤のスキルは半年~1年あれば習得できます。

いわゆるハズレ職場でも自己学習は可能ですが…、未経験者をしっかりフォローしてくれる職場の方が良いのは当然。
しっかり調剤未経験者をサポートしてくれる転職先を見つけるために、以下の職場探しのポイントを参考にしてください!

調剤未経験の薬剤師が転職に失敗しないための職場探し4つのポイント

調剤未経験者が転職に失敗した例について解説してきましたが、調剤未経験者が転職で失敗しないためには、どのように職場探しすれば良いのでしょうか?

ここでは、当サイトの執筆者でもある “現役の転職エージェント” に職場探しのポイントをお聞きしたいと思います。
エージェントはやた手

調剤未経験の方の職場探しで一番大事なのは、『調剤未経験でも歓迎してもらえる環境(状況)かどうか?』という点です。
調剤未経験で入社して一番多い苦労は、「きちんと教えてくれない」「調剤が出来る前提で仕事を振られる」というものです。

まさにその通りです!
私もろくに教えてもらえないまま、ひたすら投薬をやらされました…

エージェントに言われた「大手なら教育体制が整っている」という言葉を信じて、未経験でも大丈夫かどうかは事前に確認してませんでしたね…

エージェントはやた

そのような失敗をしないためにも、面接する就業先が調剤未経験者でも歓迎している状況なのか。事前に見極める必要がありますね。

調剤未経験薬剤師の職場探しのポイントは、次の4つです!

調剤未経験薬剤師の職場探しのポイント

  • 職場が調剤未経験を歓迎してくれる環境か、事前にエージェントに確認しよう
  • 面接する人事担当者に調剤未経験でも歓迎か確認しよう
  • 職場見学をおこない、現場の様子を確認しよう
  • 対応が丁寧なエージェントを選ぼう【最重要】

調剤未経験でも歓迎している職場か?』ということを事前に確認するためには、紹介会社のエージェントだけでなく、「面接する企業の人事担当者」「職場見学した際の現場の方」にもあらかじめ確認しましょう。

面接時には人事担当者に「調剤未経験だけど、教えてもらえる環境かどうか?」直接聞いておきたいですね。
ただし、面接する人事担当者の中には、あまり現場のことを理解していない人もいます。

職場見学を行って、現場の方の意見も聞いておきましょう。
職場見学の手配は、転職エージェントに頼めば対応してくれます。

そして薬剤師の転職では本人の経験や能力以上に、エージェント選びが成功のカギを握っています。

エージェントの能力や相性次第で、転職の成功と失敗を大きく分けてしまうためです。

調剤未経験からの転職成功に欠かせないエージェント選びは、次の項で詳しく解説していきます。

調剤未経験薬剤師の転職エージェント選び

調剤未経験のからの転職において、重視したい転職エージェント選びのポイントを4つお伝えします。

面接同行サービスを行ってくれる転職サイトを利用する

転職エージェントに面接同行してもらえれば、『調剤未経験でも大丈夫か』ということは面接の場でしっかりと確認することができますし、言いにくいことも同席しているエージェントが代わりに聞いたり伝えてくれたりしてくれるので安心です。

調剤未経験の方は、面接同行サービスを行ってくれる転職サイトの利用をオススメします。
ファルマスタッフ面接に必ず同行してくれます。

また調剤未経験の方の場合、不安も多くあると思うので、対面でのやり取りを重視するマイナビ薬剤師もオススメです。
マイナビ薬剤師も依頼すれば面接同行もしてくれますし、職場見学の機会も積極的に提案してくれます。

調剤未経験で問題ないか事前確認してくれる転職エージェントを選ぶ

求職者の「未経験でも大丈夫かどうか」という疑問に対して、エージェントが事前にきちんと求人企業側に確認していなかったり、伝えていないケースも。

その結果、面接の時や入社後に「あれ?調剤のやり方しらないの??」となってしまうんです。

デキるエージェントは求人企業に対して事前に「調剤未経験の方ですが〇〇な強みがあります」と伝えたり、面接前に「調剤未経験という部分で求職者の方は心配しているので、面接でヒヤリングや確認お願いします」と、求職者が調剤未経験であることを事前確認してくれます。

エージェントの対応を見極めるためには「調剤未経験であることについて、面接先の担当者の方はどのようにおっしゃっていますか?」などと、聞いてみるといいでしょう。

すぐに面接させたがる・高年収を推してくるエージェントは避けよう

「調剤未経験でも大丈夫かはわからない、とりあえず選考受けて聞いてみよう」など、目の前の不安に対する返答ではなく、まず面接に行ってもらおうとするエージェントには要注意です。

「人が足りず、今なら高年収が出る薬局がある」など、求職者側が未経験にもかかわらず、高年収のみを強調して面接に連れていこうとするエージェントにも気をつけましょう。

具体的な根拠を示し、求職者のペースに合わせてくれるエージェントを利用しよう

提案した求人が「なぜオススメなのか?」という点で、実際のデータや事実・エピソードをもとに提案することができるエージェントは、非常にオススメです。

特に調剤未経験で転職する場合には、わからない事が多く転職に対してとても慎重になりがち。

求職者の方の「慎重さ」にペースを合わせて、焦らせずサポートしてくれるエージェントを利用しましょう。

まとめ

調剤薬局は他の職種に比べて、スピード感が求められる忙しい現場です。

調剤未経験から自己学習だけで調剤薬局に飛び込むことも不可能ではないですが、それなりに負担がかかります。

私のようにろくに教育も受けられないまま投薬させられるよりは、調剤未経験者に対する教育システムが整っている会社を選ぶ方が安心。

繰り返しになりますが、職場探しは次の4つのポイントを押さえましょう。

調剤未経験薬剤師の職場探しのポイント

  • 職場が調剤未経験を歓迎してくれる環境か、事前にエージェントに確認する
  • 面接する人事担当者に調剤未経験でも歓迎か確認する
  • 職場見学をおこない、現場の様子を確認する
  • 対応が丁寧なエージェントを選ぶ

調剤の仕事は患者さんと一番近くで向き合えるやりがいのある仕事です。

未経験者はスタートでは苦労することもありますが、しっかり学べる職場を探して楽しく働けるといいですね。

調剤未経験の薬剤師にオススメの転職サイト

オススメ1 ファルマスタッフ

ファルマスタッフ
高年収・キャリアアップを叶えやすい上に、紹介先にも詳しく頼れる転職サイトです。

厳選された求人ばかりのため転職後に不満が出にくく、マッチング後の離職率は業界内で低い方です。

ファルマスタッフは業界トップクラスの調剤薬局の子会社なので、調剤薬局の業務や実情に詳しく、面接にも必ず同行してくれます。

ファルマスタッフのエージェントは、現場に足を運んでいるので職場の環境や人間関係にとても詳しいです。

会社単位だけではなく、希望する店舗が未経験者を受け入れられる体制かどうかまで、しっかり調査してくれますよ。

ファルマスタッフの詳細を見る
公式サイトを見る

オススメ2 マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師
「求職者のニーズにベストマッチする求人を見つけること」を重視しているため、転職者の満足度が高い転職サイトです。

親会社が大手人材関連企業なので、大手企業との繋がりが太く掲載求人数も多いですが、20~40店舗の中堅チェーンや個人薬局にもシッカリ営業しているので、幅広いジャンルの求人があります。

求職者からヒアリングした希望と、企業から収集した情報の2つを活かし、求職者・求人先の希望をしっかりマッチさせることから、実際に求職者に人気がある転職サイトですよ。

書類上の情報だけではなく、実際にしっかりと未経験者をサポートしてくれる職場を探してくれます。

マイナビ薬剤師の詳細を見る
公式サイトを見る

この記事の監修者

エージェントはやたプロフ画像
はやた

人材エージェントで10年以上勤務(人材派遣、人材紹介)。薬剤師専門のエージェントで責任者として勤務。キャリアコンサルタントとして、薬剤師の転職サポートを年間100名、合計500名以上実施しており、現在は大手薬局やドラッグチェーンの人事担当や採用責任者の方と日々やり取りしています。趣味はマラソン。

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ヤス

ヤス

製薬会社MR→ドラッグストア→調剤薬局と2度の転職を経験。 現在は都内の中規模調剤チェーンで管理薬剤師をしています。調剤業務だけでなく、地域活動や講演活動にも奮闘中。得意な科目は小児科と精神科、婦人科など。趣味はドライブとスノーボード。
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