薬剤師5大転職理由

薬剤師が土日休みを実現できる職場選びと働き方

 

「土日休み」という働き方は人気の働き方の一つであり、公務員や多くのメーカーなどでは土日休み(土日祝日休み)を採用しています。
一方でサービス業では土日祝日でも営業しているお店が多く、シフトで休みをとることがほとんどです。

医師や薬剤師などの医療系の職種においても、病気の方は年中いらっしゃることから、年中無休で診療を行っている施設も医療圏ごとに一定数確保されています。

調剤薬局では急性期の患者様は比較的少ないですが、地域包括ケアシステムの確立を目指し、土日いずれかの一定時間の開局が求められています。

今後は健康サポート薬局制度などでも、土日に患者様の健康相談を受けていくことが求められていくと考えられます。
今回は、その中で薬剤師が土日休みを実現できる方法をご説明させていただきます。

土日休み求人の特徴

なぜ土日休みの求人は少ないのか


現行法では基準調剤加算を取得するためには、下記の通り土日のいずれかを開局することが求められています。

「一定時間以上開局している」基準として、通知において、「平日は1日8時間以上、土曜日又は日曜日のいずれかの曜日には一定時間以上開局し、かつ、週45時間以上開局していること」を規定する。
近畿厚生労働局通知より抜粋)

このため、勤務する薬剤師においても、土日のいずれかは勤務をしなくてはなりません。

また、現在では在宅業務もすすんでおり、施設調剤の準備を日曜日に行っている薬局も少なくはありません。
このため、少人数で運営している薬局や在宅件数の多い薬局では、土日休みを実現することは難しいでしょう。

どのような職場が土日休みを実現できるか


大病院の門前薬局では平日の外来がほとんどですが、前述の加算の関係で土曜日や日曜日に半日のみ開局している薬局もあるので、注意が必要となるでしょう。

処方箋枚数の多い大型薬局や、ヘルプ要請の可能な大手の系列店舗であれば、人員が豊富で勤務時間の調節も行いやすく、土日休みの希望をきいてもらえるかもしれません。

大手調剤チェーンなどで応援専門の巡回社員という雇用形態であれば、土日休みという働き方もあるようです。

派遣就業やパート勤務のように自分で働く日を決めるスタイルであれば、土日休みを選択することも可能となります。

土日休みの職場の特徴

土日に開局をしていない薬局であれば問題はありませんが、昨今の薬局では土日はどちらか一方は開局していると考えられます。
調剤薬局では全員に土日休みを与えるわけにはいかないので、土日休みの社員は特例扱いとなってしまいます。
そのため、その他の社員に比べると、年俸は低めに設定される可能性があります。

また、巡回社員や派遣社員であれば人手が足りない店舗の応援が中心となるので、体力的にもきついものとなります。
毎回違う方とコミュニケーションをとる必要もあるので、人と話すことが好きでなければ、精神的にもつらい場合があるのです。

求人数の特徴


インターネットの転職サイトなどで、土日休みを掲げている求人を検索すればいくつかは該当する薬局が出てきます。
2017年12月の時点で、求人数業界最多のファルマスタッフで「正社員」を条件に検索をしたところ、31,559件が該当しましたが、「正社員」「土日休み」を条件に検索をしたところ、3,741件が該当しました。
募集に対して土日休みである確率は1/10程度であり、非常に狭き門であることがわかります。

さらに、該当する店舗に実際に問い合わせたとしても募集は終了している「看板用」の物件であったり、想定以上にお給料が安くなる場合があるなど、倍率以上に決まりにくいと考えられます。

一方で、「パート・アルバイト」の求人数20647件に対して、「パート・アルバイト」「土日休み」の求人数は6917件でした。
こちらでは求人数のおよそ1/3が土日休みと、正社員の場合に比べて3倍の確率で、土日休みで働くことが可能となります。

パートの場合では、土日は正社員や土日専門のパートによって充足しており、それ以外の枠で働くということも可能となります。
どうしても土日休みが良い場合には、パートやアルバイトを組み合わせてのダブルワークなども検討すると良いでしょう。

土日休みが実現できる職場と働き方

調剤薬局


調剤薬局では、基本的には日曜日が休みのパターンが多いので、自動的に土日休みの条件を半分満たしています。
土曜日の休みを安定して確保さえ出来ればよいので、ドラッグストアなどに比べて土日休みの可能性は高いといえます。

前述の通り、お給料を我慢するか巡回社員など、少しイレギュラーな働き方となりますが、正社員であっても土日休みの実現は不可能ではありません。

ドラッグストア


ドラッグストアでは、正社員であれば基本的にはシフトによる勤務となります。
小売業では土日祝日は繁忙期となるので、土日休みを実現させることは難しいでしょう。

雇用時に土日休みで相談をすることで確保できる可能性もありますが、年俸の減額などのデメリットも覚悟しなくてはなりません。

パートやアルバイトを組み合わせて働くということも、選択肢に入れると良いでしょう。

病院薬剤師


病院薬剤師では、急性期の入院患者を持たず、土曜日に外来がない病院であれば、土日休みを取得することができる職場もあります。

ただし、隔週で当番出勤や当直がある場合もあるので、休暇は不安定となる恐れがあります。

キャリアを重ねたとしても、夜勤や当直に耐えかねて薬局へ転職する薬剤師さんもいらっしゃるので、土日休みであったとしても体力的にはつらいものとなるのを覚悟しましょう。

企業の薬剤師


企業の薬剤師であれば、基本的には土日祝日休みとなります。
具体的には製薬会社や医薬品卸、管理薬剤師を設置する義務のある製造工場などが挙げられます。

お盆休みや年末休暇も取得しやすいので、ワークライフバランスとしては優れた就労先となります。

製薬会社では、MRや研究職は新卒から勤務をしていないと難しい場合もあるようですが、薬局薬剤師出身の方でもDIとして活躍するパターンもあるので、選択肢の一つとして検討すると良いでしょう。

薬剤師の土日休みオススメの働き方

薬局薬剤師の求人にスポットを当てて、オススメの働き方をご紹介いたします。

給料が高いver.


お給料を求める場合には、正社員で働くか派遣薬剤師として働くと良いでしょう。
また、へき地の薬局であれば、土日休みでも高いお給料を設定しているところもあるようです。

のんびり働きたいver.

それほどお給料はいらないので、土日休みでゆったりと働きたい場合には、個人薬局の正社員で交渉をするか、パートを組み合わせて働くと良いと考えられます。
また、自宅からの距離ものんびりと働いていくためには重要となるので、普段の行動圏内の薬局を探すと良いでしょう。

スキルアップver.

薬剤師としてのスキルアップも行いたい場合には、ダブルワークで働くと良いと考えられます。
パートであれば曜日の調節は行いやすいので、在宅に特化した薬局や内科の枚数の多い薬局など、自分のスキルにおいて不足している部分を補っていくと良いでしょう。

土日休みの求人の獲得の仕方


土日休みの求人は転職市場でも非常に貴重であるので、表に出る前に決定してしまうパターンが多いと考えられます。

転職を希望する方にとっても、薬局薬剤師の正社員で土日休みということは、それだけで十分なアピールポイントとなるのです。

募集が終了した案件であっても、薬剤師さんからの問い合わせ狙いで掲載を続けている釣り求人も少なくありません。

では、土日休みの求人を獲得するにはどのようにすれば良いのでしょうか。

オススメの方法としては、薬剤師専門の転職サイトに登録をして希望の案件を伝えておくことで、新しい求人が出た際に速やかに求人案件を教えてもらうことが可能となります。

多くの薬局では、募集は「欠員募集」か「増員に際しての募集」となるので、求人が出るのに決まった時期というものはありません。

あらかじめ転職サイトの登録しておき、前もって情報を受け取る体制を作っておくことが大切です。

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まとめ

医療の世界には土日はなく、年中無休で患者様が訪れます。
慢性期の施設であればこの限りではありませんが、すべての薬局が土日休みを取得するということは、現実的ではありません。

土日休みで働くということは狭き門であるので、情報収集が重要となるのです。

現場の薬剤師として働く以外にも、企業の薬剤師や管理部門の薬剤師を目指すという方法も検討すると良いでしょう。

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ヤス

製薬会社MR→ドラッグストア→調剤薬局と2度の転職を経験。 現在は都内の中規模調剤チェーンで管理薬剤師をしています。調剤業務だけでなく、地域活動や講演活動にも奮闘中。得意な科目は小児科と精神科、婦人科など。趣味はドライブとスノーボード。

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