薬剤師の転職活動

薬剤師の求人情報の見方とその活用方法のすべて

 

こんにちは!
調剤薬局の管理薬剤師として働いているヤスと申します。

私は過去に2度、薬剤師の転職サイトを利用して転職活動を行いました。
1度目の転職時は転職サイトの見方がよくわからず、正直言って転職に失敗してしまいました。

2度目については1度目の失敗を活かして、良い求人を獲得することができ、現在でも継続して働いています。

その結果感じたのは、転職活動では求人情報の確認が如何に大事かということです。

薬剤師が転職サイトを利用して転職するとき、

  • 薬剤師の転職サイト閲覧時
  • 転職エージェントとの面談時
  • 応募先の決定時
  • 応募先企業との面接時

この転職活動の4段階毎に、確認する求人情報は異なります。
今回は薬剤師が転職サイトを用いて転職する際の求人情報の見方とその活用方法を、転職経験者としての経験を交えてアドバイスさせていただきます。

転職サイトに公開されている求人情報の見方


転職サイト閲覧時のこの段階においては、いきなり応募先を決めに行くのではなく、まずは相場を掴むところから始めていきます。

転職サイトに公開されている求人情報とは

転職サイトに公開されている求人情報には、求職者と採用企業の直接交渉を避けるため、職場が特定できるような情報は記載されていません

多くの場合はエリア(○○線△△駅付近など)と処方箋科目、おおよその年収などが記載されていることでしょう。

転職サイトには募集が終了した求人も公開されていることもあります。転職サイト閲覧時ではエリアの年収相場などをつかむ程度にしておくと良いでしょう。

転職サイト閲覧時に気を付けること

よい求人を見つけたら、すぐに転職サイトに問い合わせることが大切です。
現在私の勤務している薬局でも、薬剤師の方の募集を行うときに転職サイトを利用しています。転職サイトに求人が公開される前の段階で、転職エージェントから「今求職中の方ですが、この方はどうですか?」と数名の薬剤師さんの斡旋があります。

聞くと「○○のエリアに年収△△△万円以上の求人が出たら連絡してほしい」など、多くの薬剤師の方が事前に転職サイトに希望を伝えているそうです。

公開求人が出る段階での応募では、ライバルに対して後手に回ってしまっていることが多いです。求人を見たら少しでも早く転職サイトに連絡をするようにしましょう。

転職経験者からのアドバイス:転職サイト閲覧時に注意しておきたいポイント


転職サイトに公開されている求人にそのまま転職が決定するということは、ほとんど無いと考えて良いでしょう。

条件の良い求人の多くは、求職中の方を集めるための「看板用の求人」か、ずっと出ている不人気求人であると考えた方が良いでしょう。

本当に良い案件であれば、公開求人となる前に転職サイト既登録者の中で決定していると、以前お世話になった転職エージェントに教えてもらいました。

転職サイト閲覧時の求人情報では、自分が働きたい職場のイメージをつかむ程度にとどめておくと良いでしょう。
それが転職サイト閲覧時の、求人情報の正しい見方です。

職場のイメージをつかむために転職サイトで確認しておきたい求人情報

  • 希望の雇用形態(正社員、パート、派遣など)
  • 年収
  • 処方箋科目
  • 処方箋枚数
  • 休日
  • 募集している薬局の規模(都内に○店舗、東海地方に数店舗など)

その他には、研修体制などが充実している場合には、薬局のPRポイントとして記載されていることが多いです。
確認しておきましょう。

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転職エージェントに会うことでわかる求人情報


転職エージェントに会うこの段階では、自身の希望と条件を伝えて応募先企業の選定を行っていきます。
そのために、転職エージェントと条件の摺り合わせも行います。

転職エージェントに教えてもらえる求人情報

転職エージェントに会うことで、具体的な求人情報を得ることができます。
転職サイトにはまだ掲載されていない、非公開の求人情報を教えてもらうことも出来るでしょう。

薬剤師としての自身の価値を教えてもらう

転職エージェントに教えてもらえることは何も求人情報だけではありません。

自身のキャリアに応じてどの程度の条件が可能であるか、薬剤師としての自身の市場価値を教えてもらうことができます。


 
 
 
 

○○のエリアで年収△△△万円以上の求人は無いでしょうか?


 
 
 
 

あなたのキャリアであれば、少し厳しいかもしれません。
処方箋科目が○○で休日が△△日以下であれば検討可能だと思いますよ。

このように、エージェントの長年の経験から求職者ご自身の相場を示してもらえるでしょう。
ご自身の市場価値を客観視することができます。

自身の希望と現実を照らし合わせることで、希望条件の見直しを行いましょう。

転職エージェントに伝える求人情報

自身の希望条件を伝える

応募先企業を選定するために、お互いに希望や条件を擦り合わせることとなります。転職エージェントには具体的な条件を伝える必要があります。

自身の希望する条件に優先順位を付け、転職エージェントと条件の擦り合わせをしましょう。

「年収を優先して休みは少なくても良いが、最低○○日は譲れない」など、具体的な条件を伝えることでエージェントも応募先の企業と交渉を行いやすくなります。

転職エージェントに伝える条件

  • これまでの職歴
  • 希望の処方箋科目
  • 希望年収
  • 希望の休日
  • 希望エリア

これらを詳細に伝えましょう。

自己PRを伝える

転職エージェントに採用企業と交渉をしてもらうためにも、PR材料としての自身の強みを具体的に伝えると良いでしょう。

私の場合は、次のような強みをお伝えしました。

  • PCのスキルが高く、MOSやITパスポートなどの資格を持っている
  • MR出身でDr.交渉や対人コミュニケーションが得意
  • 塾講師経験があり、教育などもできる

転職エージェントが知りたい情報を伝える

転職エージェントが求人情報を紹介する際には、希望する転職の時期やリミットが大事になってきます。これらの条件を具体的にしておく必要があります。

内定が出た際には必ず転職するということも、エージェントの側からすると重要なこととなるので、確約をしなくてはなりません。

転職経験者からのアドバイス:転職エージェントとの面談時に注意しておきたいポイント


転職エージェントに会って条件を伝えることは、転職活動の中でも非常に重要なポイントとなります。

自分の考えている条件を、嘘偽り無く伝えることが肝要といえるでしょう。

ここで妥協して希望している条件をぼかしてしまうと、後々後悔することとなりかねません。

叶う・叶わないは別として、理想としている条件をしっかりとエージェントに伝えるようにしましょう。

自己PRすることの大切さ

募集されている求人案件は採用枠が限られているものがほとんどです。人気のある求人は他の求職者と競争となってきます。

良い求人であればあるほど応募倍率は高くなるので、エージェントにPRできる材料を提案することが重要となります。

多くの求職者の方は、自己PRをすることは自慢をするようで良くないと捉えがちです。
しかし、転職活動は求職者と転職エージェントでタッグを組んで内定を勝ち取るという構図となるため、エージェントに対してPRの材料を提案することはなんら悪いことではないのです。

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応募先を絞ってから確認する求人情報


応募先を決めたこの段階では、応募先企業への内定を目指すための情報収集と、面接対策を行っていきます。

応募先を決めてから確認したい求人情報

応募先を決めたら、次の2つの求人情報を確認しましょう。

面接対策となる求人情報

応募先を決めた後は、内定の獲得を目指すことが第一となります。
面接対策になるような応募先企業の求人情報を転職エージェントに確認しましょう。

  • 相手の企業がどのような人材を欲しがっているのか
  • どうして今回募集を行っているのか

このような、表面上からはわからない求人情報をエージェントに確認すると良いでしょう。

長期的に働く際に重要となる求人情報

長期的に働いていく上では、次に挙げる項目も大切になってきます。

  • 転勤の有無
  • 研修体制
  • 昇給

これら、転職サイトを閲覧するだけではわからない求人情報を転職エージェントに確認するといいでしょう。

働く際の条件の擦り合わせを行う

応募先を決めたこの段階では、実際に働く際の条件の擦り合わせも行わなくてはなりません。

実際に面接まで進むと言い出しにくくなる場合もあります。希望の条件がある場合にはこのタイミングでエージェントに伝えておくと良いでしょう。

例えば、研修認定薬剤師を取得したい場合には、資格補助をお願いできないかどうかなどを転職エージェントに確認してもらうと、転職活動がスムーズ進みます。

転職経験者からのアドバイス:応募先決定後に確認しておきたい求人情報


応募先が決定したこの段階では、内定を勝ち取ることが第一目標となるので、相手企業の情報を得ることが重要となります。

最低でも、面接前に企業のHPや企業理念、求人の募集背景といった求人情報を把握しておくと良いでしょう。

求人情報を活用した面接対策

把握した企業理念などを元に、嘘のない範囲で応募先企業の欲しがる人材を演じる必要があります。

例えば、かかりつけ薬局として地域に根ざした薬局を目指している場合では、次のような言い方ができるでしょう。

 
 
 
 

以前からかかりつけ業務に興味をもっていました。
慣れ親しんだ地域であるこのエリアで、地域に根ざして働いていきたいと思います。

このように、面接官の琴線に触れるようなアピールができればベストです。

求人の募集背景を知ることでわかること

求人の募集に際しての背景をエージェントに確認することも重要となります。

募集理由の例

  • 薬局の人間関係は良く、離職率は非常に少ないが、処方箋枚数が増えたための増員
  • 以前の薬剤師の方が人間関係でもめて、入社して数ヶ月で辞めたので募集

このように求人募集の背景を知ることで、薬局の雰囲気をつかむことができます。

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応募先企業との面接時に確認する求人情報


面接の段階では、長期的に勤務していけるかどうかの細かな条件の確認と、実際の現場の確認を行います。

面接時にわかる求人情報

面接は多くの場合、実際に勤務する店舗やグループの本社などで行われるため、これから働いていく職場のイメージをつかむことが可能となります。

経営者や採用担当者が中心となって面接を行うことがほとんどですが、現場のスタッフの話なども聞くことができると良いでしょう。

転職サイトからはわからないことを直接質問できる最初で最後の機会です。あらかじめ聞きたい内容をリストアップしておくようにしましょう。

面接時に確認しておきたい求人情報

年収や休日については雇用条件通知書などに記載されていますが、賞与昇給率退職金などについては「業績に応ずる」など明言されていない場合があります。是非とも確認しておきたいポイントです。

また、交通費や福利厚生、資格補助などについても確認が必要となるでしょう。

細かい条件については聞きにくいかもしれませんが、今後長期的に勤務していくためにはどれも重要なポイントとなります。
自分で聞きにくいようであればエージェントにお願いするなど、しっかりと確認をするようにしましょう。

条件の最終確認を行う

一度入社してしまうと、条件を変えてもらうことは非常に難しくなってしまいます。
内定を得ることを優先して希望の条件を妥協してしまうと、結果として長続きしない可能性が考えられます。

希望している条件はしっかりと伝えて、不可能であれば落としどころを話し合うなど、悔いを残さないようにしましょう。

転職経験者からのアドバイス:面接時に注意しておきたいポイント


転職エージェントから聞いていた応募先企業の求人条件が本当に正しいのか、念のために確認しておきましょう。

もしも転職エージェントから聞いてした求人条件と応募先企業の求人条件が違っていた場合、経営者および採用担当者と現場スタッフの間で、採用条件の認識が異なっている場合があります。

私が聞いたことのある例としては、こんなことがありました。

「土曜日が慢性的に人手不足で困っている。土曜日に必ず勤務してくれる薬剤師を採用して欲しい。」というのが薬局の現場からの希望でした。しかし、採用担当者は人数を揃えることを優先して土日休みを希望している求職者を採用。
結果として薬局での人間関係が悪化し、採用された薬剤師の方が退職に至ってしまいました。

このような転職のミスマッチがないよう、面接時に現場の方の話を聞けそうであれば、積極的に話を聞かせてもらえるようにお願いをすると良いでしょう。

薬局内を見学させてもらう機会などあれば、採用している機器や実際の処方箋などを確認して、聞いていた条件と相違がないかを確認するようにしましょう。

実際に求人情報を見てみるなら

ここまでお読みいただいて、薬剤師の求人情報の見方とその活用方法のすべてが理解できれば、後は実践に移すのみです。

心配はいりません!

これまでご説明した内容をキチンと実践していただければ、絶対に転職のミスマッチなどはあり得ません。
こんなはずじゃなかった!などという事態はあり得ないでしょう。
私も今回のノウハウを実践して、見事人気求人を手に入れたからです。

では、転職のノウハウを実践するにあたり、どの転職エージェントを利用するのがいいでしょう?

特にはじめての転職では、何かと不安・疑問に思うことも多いかと思います。
そのような方には求人数も多く、アフターフォローやサポートが手厚い転職エージェントがオススメです。

ここを選んでおけばまず大丈夫というオススメ3社を紹介します。

オススメ1 マイナビ薬剤師


マイナビが運営する薬剤師転職支援サービスです。
対面でのカウンセリングに力を入れており、そのカウンセリング力に安心感を覚える薬剤師さんは多いです。
保有求人数は業界最多で、調剤薬局の求人だけでなく、ドラッグストアの求人にも強いです。
転職後も職場の状況を確認してくれるという、アフターフォローの手厚さも特徴です。

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オススメ2 薬キャリ


エムスリーグループが運営する薬剤師転職支援サービスです。
薬剤師の転職サイト40社と提携している、転職サイトの紹介サイトです。
もちろん薬キャリ本体からの求人の紹介を受けることができます。

ドラッグストア以外の求人全てに強く、病院・クリニックと企業の求人数は他を寄せ付けない、圧倒的求人数を誇ります。

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オススメ3 薬剤師転職ドットコム


メディウェルが運営する薬剤師転職支援サービスです。
はじめて転職する薬剤師さんは、大手調剤チェーンを辞めて中小チェーンに転職というパターンが多いです。
そんな中小調剤チェーンの求人に強いのが薬剤師転職ドットコムです。
転職時の年収アップ率127%を謳い文句にしているのも特徴で、中小チェーンに転職して年収アップを狙いたい薬剤師さんには外せない選択肢です。

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マイナビ薬剤師は全国に相談拠点をもっているので、地方在住の方でも安心して面談を実施してもらえます。
保有求人数が豊富でサービスが手厚いというのがマイナビ薬剤師の強味です。

特に、はじめての転職は何かと不安なもの。
直接面談で、薬剤師の不安・悩みを聞いてくれ、面接にも同行することで転職先の職場のことをよく知っている。
そして、転職後は契約が守られているかを定期的に確認してくれる。

そんなマイナビ薬剤師であれば、転職失敗の確率を大幅に減らすことができるのではないでしょうか。

そして、サービス内容ではマイナビ薬剤師ほど手厚くないものの、業界最多の求人数を誇る薬キャリと、中小への転職に強く、年収アップの交渉に強い薬剤師転職ドットコム。

この3社を押さえておけば、まず転職に失敗することはないでしょう。

なお、各転職サイトの保有求人数やサービスの内容などはコチラの記事で詳しくご紹介しています。詳しく知りたいかたはご覧ください。

薬剤師の求人情報の見方と活用方法 まとめ

薬剤師の転職においては、転職エージェントを活用することが一般的です。

転職エージェントはほとんどの場合、求職者側は無料で利用することができますが、薬剤師の転職が成約した際には100万円程度の成果報酬を薬局側から受け取っています。(3ヶ月以上など、一定期間の在籍は必要となりますが。)
このため、求職者の意向を無視した強引なエージェントが存在することも事実です。

まずは、信頼の置けるエージェントを見つけることが重要となるでしょう。
そして、良い求人情報が出た際には二人三脚で内定を勝ち取ることが重要となります。

今回ご紹介した求人情報の見方をはじめ、転職エージェントをしっかりと利用することができれば、良い転職先の内定を勝ち取ることが出来るでしょう。

オススメの薬剤師求人サイトは?

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ヤス

製薬会社MR→ドラッグストア→調剤薬局と2度の転職を経験。 現在は都内の中規模調剤チェーンで管理薬剤師をしています。調剤業務だけでなく、地域活動や講演活動にも奮闘中。得意な科目は小児科と精神科、婦人科など。趣味はドライブとスノーボード。

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