薬剤師の転職体験談

人間関係で転職を考える全ての薬剤師が参考にしたい転職体験談

 

薬剤師の誰もが一度は悩む、職場の人間関係。

人間関係が理由で転職する薬剤師の方は多いと思いますが、私も職場の人間関係が転職の引き金になりました。

人間関係が理由で転職していいんだろうか。後から後悔しないだろうか。
そう迷った私がとった手段は、自分のやりたいことを見つけて転職するということでした。

 
 
 
 

なんだ、大したことないじゃないの。そう思われるかもしれません。
しかし、この方法で転職したおかげで、私が人間関係が理由で転職するという後ろめたさを克服できたのも事実です。

人間関係で悩む薬剤師の方の参考になればと思い、私の転職体験談をお伝えします。

転職前の職場


前職の病院は人間関係に難ありでしたが、業務内容としては充実していました。

250床の総合病院ということもあり、調剤、病棟での服薬指導、中心静脈や抗がん剤の混注、チーム医療への参加や地域の方への勉強会の開催と、業務は盛りだくさんでした。

そんな中、嫌な上司から何も言わせまいと、必死になって勉強した事を覚えています。

病院からの転職理由と転職のきっかけ

転職のきっかけは、俗にいう『お局』とその言いなりになる薬局長率いる薬局内の人間関係に嫌気が差したことでした。

病院内の職場環境は、それはひどかったです。

入ってくる新人皆に必要以上の陰口(本人の目の前で大声で言うので普通に悪口)をたたいたり、目の前で舌打ちをしたりと、みんなお局や薬局長対してストレスが溜まりまくっていました。
そのうち新人8人中5人が辞めるほどでした。

仕事の面で厳しく注意されるのはある程度しょうがないと思うのですが、プライベートを根掘り葉掘り調べて、その悪口を皆の前で言うかなり性格の悪いお局でした。


 
 
 
  

私自身も何度も辞めたいと思いました。

しかし、初めての職場でマイナスな理由で辞めたくなかったですし、長く働いていると人間関係のストレスや現場の業務にも慣れてきます。
なかなか転職には至りませんでした。

そのうちターゲットは私ではなくなったんですが、お局にプライベートでよく誘われたり、新人に対する悪口に付き合わされたり、本人を目の前に悪口の同意を求められたりと徐々に我慢の限界に達していきました。

 
 
 
 

もうこれ以上ここに居たくない!早く転職したい!

このようにハッキリと自覚したのを覚えています。

自分の性格上、人間関係が理由で辞める事は許せませんでした。そこで思いついたのが、『他にやりたい事を見つけて円満退職』です。

「もう限界です!」と辞める事は簡単だったと思うんですが、後々自分にブラックな過去として残ってしまうし、後に残る後輩など色々な人を傷つけてしまうと感じたのです。

自分の興味のある分野を探すため、知り合いの薬剤師の話を聞いたり、いつも行かないような勉強会に参加してみたり、ネットで調べたりと色々アンテナを張っていました。

そんな時、たまたま出席した勉強会で『訪問薬剤管理指導』の仕事内容を知りました。
前々から退院後の患者さんのお薬の管理に人手不足を感じていたので、これだ!と思い転職の方向性を決めました。

転職活動

転職の方向性が決まったはいいけど、何をどうすればいいのか全くわかりませんでした。

しかし、転職サイトに登録し、エージェントの方と話しをしていくうちにだんだんと道筋が見えてきました。
在宅業務を通じて、同僚や他の医療スタッフと協力しあいながらイキイキと働きたい』という理想の自分像に辿り着いたのです。

すると、転職先の職場に望むこととして、次の2つの必須条件が自ずとでてきました。

  • 在宅の訪問指導に力を入れている会社
  • 入れ替わりが激しくない会社、つまり人間関係が良好である会社

在職中に転職活動を行うときの苦労

転職活動を職場の人達に知られたくないので、エージェントの方からの電話を仕事終わりや休日の日にしてもらいました。
いつ転職先が決まるかも分からなかったので、病院での仕事も中長期的な仕事は引き受けないようにしました。

在宅訪問薬剤師の参考書を手当たりしだい購入し、ひまがあったらパラパラめくっていました。

「在宅訪問薬剤師」に興味があったのはもちろんですが、長い転職活動の中やりたいことに対する知識を学んでいないと、『在宅訪問指導の仕事をしたい』というモチベーションを保てなかったからです。


 
 
 
 

モチベーションが下がってくると、転職に対する焦りから転職の動機がブレてきてしまうんですね…

別に在宅訪問の仕事でなくてもいいかな、普通の調剤薬局でいいかなと。
そう思ってしまうたびに、参考書を読んでモチベーションを保っていました。

転職先に求める条件が決まってから、転職先が決まるまで

なりたい薬剤師像をイメージし、転職先に求める条件を探す作業は1ヶ月くらいかかったのですが、転職エージェントの方に会ってからはとんとん拍子で事が進んでいったように思います。

エージェントの方に職場を紹介されてから、転職先が決まるまで2週間くらいでした。

私の希望に対し、エージェントの方から紹介されたのは3社でした。
そのうちの1社に在宅訪問指導に力を入れていて、その分野で有名な薬剤師の先生がいる会社の求人がありました。
そこは担当のエージェントおすすめの風通しがいい薬局で有名ということでした。

まずはその1社の職場見学をし、後々何社か見学させてもらう予定でした。
こんなにも早く理想の職場が見つかるわけがないと軽い気持ちでの職場見学でした。

しかし、このはじめての職場見学でここだ!と思い、転職先を決めてしまったのです。

在宅訪問の業務のためのクリーンベンチや専用の薬剤師の配置などハード面の充実はもちろん、在宅業務にやりがいを感じながらイキイキ働くスタッフを見て、ここで働きたい!と直感的に思いました。

 
 
 
 

この会社で働いている人みんなイキイキしてる!

面接では、在宅業務をやりたいという私の希望と、これから在宅業務の薬剤師の人員を拡張していきたい薬局の希望がマッチして即採用となりました。

新しい職場で働いた感想

新しい職場の印象は、「なんと風通しがいいんだ!」と感動したことを覚えています。

 
 
 
 

この職場すごい!風通し良すぎ…

こんなにも職場によって違うものかとビックリしました。
入社したばかりの私や新人など下の意見が通り、どんどん採用され実践される職場で、みんなイキイキしていました。
ただ、どんな職場にも合わない人はいる説は正しく、やはり人間関係のギスギスは存在しました。

しかし、自分の興味のある分野で働けていることもあり、前職のように職場の人間関係で悩む事はありませんでした。

訪問薬剤管理指導に力を入れている先輩がいたため、色々教わることが出来ました。
その先輩のおかげでモチベーションも高い状態で仕事ができ、とてもやりがいを感じる事ができました。

新しい職場での慣れないストレスや、労働時間が長くなることもそこまで苦にはならなかったです。
ついでに給与も年収で100万円ほど増えていました!

転職を振り返って

転職先にも自分とは合わない人がいたのですが、前職の人間関係よりはるかにましであった事と、やりたい分野の仕事が出来ている充実感で転職は成功したと思っています。

 
 
 
 

転職を決意した後にやりたい事を見つけるという、転職の動機は少し不純だったかもしれませんね…

しかし、やりたかった事にブレがないまで勉強し、なりたい薬剤師像をイメージしたことで人間関係に悩むより、前向きに考えるくせができたのだと思います。

もし前職の人間関係を経験していなかったら、転職先の人間関係でも悩んでいたかもしれません。


 
 
 
 

ふたつの職場を経験することで、自分がタフになったと感じますね。

前職では、人間関係なにくそと、嫌な上司に何も言われない、そして人の役に立つ薬剤師になるぞと常に心の支柱においていました。
病院薬剤師として必要な知識を一生懸命勉強したことは、私自身にとって何より変えがたい経験だったと思います。

ここまで色々偉そうなことを豪語しましたが、なにも難しいことはなく、ただ自分の納得出来る形にもっていった事が職場の人間関係を解決できた。
そして転職が成功したのだと思います。

プラスの転職理由を探すことがオススメ

薬剤師の資格があれば、どのような理由であれ転職はしやすいと思います。その中でも、プラス理由での転職はかなりおすすめです。

 
 
 
 

円満退職が出来ますし、新しい会社での面接でも有利ですよ。

そしてなにより自分がやりがいを感じる事ができ、人間関係をも小さく感じてしまうから気持ちも楽だと思います。

ただし、あいまいな転職理由だとブレて逆にしんどくなります。
ある程度ブレがなくなるまで自分と対話し、どのような自分なら納得ができるのかをじっくり考えることが大事だと思います。

私の転職を手助けしてくれた転職サイトについて

転職サイトはリクナビ薬剤師を利用しました。
その理由は、エージェントの方と話をしていくうちに信頼できると感じたからです。

エージェントの方からは、サイト登録後すぐ電話がかかってきました。
その時は「在宅業務をやりたい」という方向は決まっていたものの、まだ転職して具体的にどのように働きたいのかも固まっていないし、転職先への希望もなにもない状態でした。


 
 
 
 

正直、早々に電話を切りたかったです。

しかし転職に関して全く無知で希望もあいまいな状況であったにも関わらず、まとまらない私の話に長々と向き合ってくださり、やりたい事を応援してくれました。

自分のなりたい像を考えるきっかけになったのも担当のエージェントの方のお陰だと思っています。
私の要望にじっくり向き合ってくれたお陰で転職が成功したと思っています。

たまたま登録したサイトがリクナビ薬剤師で本当によかったと思います。

転職サイト利用の注意点

転職をする際にひとつ注意点を挙げるとしたら、エージェントの方に全て任せっきりにせず、自分から転職先の職場に対して希望を出すことも大事だと思います。

調剤薬局ではよくあることなんですが、業務に慣れてもらうためという理由で、転職後に忙しい店舗に回され、やりたかった事とは全く違う業務ばかりすることになるケースもあるからです。
チェーン店なのである程度は仕方の無いことではあるのですが…

それでも、「初めからなるべく在宅業務をしたい」という私の希望を、自分で会社に直接伝えればもう少し早くから在宅業務が出来たのかなと思うのです。


 
 
 
 

そのためには繰り返しになりますが、自分がどのような薬剤師になりたいかをイメージすることが大事だと思います。

私の場合は、自分のやりたいことを探してから転職活動をはじめましたが、転職活動をしながら自分のやりたいことを探すのもありだったかなと後から感じました。
エージェントの方からいろいろとアドバイスをもらえますからね。

転職活動を通じていろいろな働き方を知れますし、仮にそのときは転職しなかったとしても、自分がやりたいことを探すキッカケにはなると思いますよ。

人間関係で悩まれ、転職をお考えの方に少しでも参考になれば幸いです。

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転職エージェントが語る転職に成功する薬剤師と失敗する薬剤師の違い

転職に成功する薬剤師失敗する薬剤師の違い

薬剤師生活において、1度や2度の転職自体は珍しくありません。
でも中にはせっかく転職したのに、新しい職場に満足できず、転職を何度も繰り返してしまう人も…。
転職エージェントとして働いていた筆者が、『転職に成功する薬剤師』と『転職に失敗する薬剤師』の特徴を、事例をもとにお伝えします。

転職エージェントを有効利用して転職を成功させるコツもまとめてありますので、転職を考えている方はぜひチェックしてくださいね。
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転職サイト比較

転職エージェントとして働いていた筆者が知る薬剤師の転職サイト10社について、実際にお会いした求職者さんの感想と他社出身のエージェントから聞いた業界内の評判を元にご紹介します。
元転職エージェントがおすすめする、薬剤師の転職サイト10社の徹底比較ランキング!

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とも

30歳の時病院→調剤薬局に転職。 在宅療養支援認定薬剤師の資格取得。現在は1歳の娘の子育て奮闘中。得意な科目は脳外、小児科など。趣味は登山、スキューバダイビング。

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