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面対応の薬局、門前薬局との差別化の方法

 

面対応の薬局ってどのような職場なのだろう?
いろいろな処方箋に携われるかもしれないけど、門前薬局との競争にならないの?門前薬局に勝てるの?

そのような疑問に思う薬剤師さんも多いでしょう。
そこで今回は、面対応の薬局が門前薬局との差別化を図る上で、どのような努力をしているのかをご説明したいと思います。

面対応の薬局の「門前薬局」との差別化の方法

面対応の薬局と門前薬局は常に競争しています。流行る面対応の薬局を作るには、

  • 好立地に開局する
  • 薬剤師の育成
  • 地域や患者に貢献する明確な理念を作る
  • 安定した取引先を確保する

この4つのポイントが要になってきます。

面対応の薬局は立地が大切


まずは、患者様の生活と通勤の導線上にあり、人通りの多い好立地に開局することが大切です。

これは処方せん獲得のチャンスの観点からと、薬剤師の確保の観点から重要です。
過疎地は処方せんを独占できても、高給でないと薬剤師を確保できないので、高コスト体質に泣きます。

医療事務は現地採用ですが、過疎地の場合では、学歴・教養の低さに採用教育の過程で非常に困難を生じます。

患者様と信頼関係をつくれる薬剤師を育成する

患者様と信頼関係をつくれる心技体そろった薬剤師を育成しなければなりません。
これがクリアできないと店の成長速度は遅くなります。

対人スキルが高く、患者の意思の汲み取りができ、意思の伝達ができ、現状に満足せず学び続ける事ができる薬剤師が欲しいところです。

こういう人物は、現状のスキルがそれほど高くなくとも、ファンが付くものです。
現場の仕事から自信が付きやすく、勝手に学んでいってくれます。

地域や患者に貢献する明確な理念を作る

理念がないと各々の優先順位で仕事をしてしまい、スピードも質も落ちます。

地域に貢献する、患者様を健康にする、といった共通のゴールを目指そうと意思統一しないと、皆が互いの顔色ばかりをうかがうことになります。

安定した取引先を確保する

経営上の危機を招かないよう、営業活動で安定した取引先を確保しなければなりません。新規に薬局を立ち上げる場合は特に重要でしょう。

会社の資本の状況にもよるでしょうが、処方せんの推移を見ながら、近隣の医療機関や高齢者向け施設、あるいは介護の現場に先手を打って営業する必要があります。

新規で面対応の薬局を開業するなら、処方せん調剤以外の集客方法を確立しつつ、処方せんを一定数応需できる高齢者向け施設や医療機関などの「取引先」が確保が必要です。

そのためには、豊富なキャッシュで在庫と固定費を抱えて黒字化を待つなど、根気が要ります。

高齢者向け施設からの処方せん


高齢者向け施設との直接交渉で、入居者に薬局を紹介してもらう事が出来ます。
こういった施設の入居者は複数の医療機関を受診していることが多く、全てまとめて調剤を対応すると良い売り上げになります。

満室で50-80人の施設をすべて受け持つと月100~120万円ほどは売り上げるでしょう。

医療機関の処方せん

まだ院外処方せんを出していない近隣の医療機関があれば、院外処方せんの発行を提案するのも手段です。

小さいクリニックなら処方せん発行枚数が一日30枚以下のところもあるので、門前薬局を立てようと思う会社も少ないはずです。
面対応の薬局ならば、その医療機関だけの処方せん枚数に依存する必要は無いので、自分の店に来るなら少しでも良いのです。

ついでに患者様が面対応の薬局に処方せんを持ち込んでくれるようになれば、処方せん一枚が二枚にも三枚にもなる可能性があります。

その患者様が受診している医療機関は一つではない可能性があるので、薬局のファンになってもらえれば売上もアップです。

面対応の薬局で最も大切なこと


技術革新や、薬局の数を絞りたいという国の方針から考えると、服薬指導を通した信頼関係構築こそが面対応の薬局が最も力を入れなくてはいけない業務ではないでしょうか。

門前薬局から面対応の薬局に患者様が流れてくる理由

筆者の働く面対応の薬局では、門前薬局から患者が流れてくる理由に、

  • 調剤が遅くて待たされる
  • “感じ”が悪い

この2つが多いのです。

知り合いの努めている門前薬局は一日に患者が250~300人来ますが、忙しすぎてどの薬剤師もマシーンです。よくも悪くも。

このように忙しい薬局では、服薬指導や急な長時間の相談に対応しづらく、患者のファン化から固定客化の好循環を生みにくいです。

これが患者様からすると、待たされるし、適当にあしらわれて感じが悪いとなるのでしょう。

流行っている面対応の薬局の特徴

筆者の見た流行っている面対応の薬局では、どれだけ時間のかかろうとも、患者様が満足いくまで服薬指導の時間を取っていました。
これに全てのスタッフが一致団結していました。
業務の流れを止めないように素早くバックアップしていたのです。

一日平均200枚は来ていましたが、スムーズに業務ができていました。

面対応の薬局、門前薬局との差別化の方法 まとめ

面対応の薬局が門前薬局との競争に打ち勝ち、軌道に乗せるために最も大事なこと、それは、患者様が満足する服薬指導を戦略としているかどうかではないでしょうか。

門前薬局の一部は、言い方は悪いですが、黙っていても患者様が来ます。
そのため、“服薬指導が生命線”という危機意識が弱いのではないでしょうか。

そこに面対応の薬局が生き残る活路があるのです。

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イッシー

イッシー

病院薬剤師から調剤薬局に縁故採用で転職するも、とんでもないブラック企業だったことが判明。その後薬局を立て直して大手に売却。エリアマネージャーまで昇格するも、ワークライフバランスを見つめ直し、中規模調剤チェーンに転職。(そのときの転職体験談はこちら)現在は面対応薬局で患者様への服薬指導に全力を注ぐ。

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