薬剤師の転職理由と転職回数

【薬剤師の面接対策】ネガティブな転職理由のポジティブな伝え方

 

転職において、面接や履歴書を提出する際には、“転職理由”を述べなくてはなりません。
正直に伝えることも大切ですが、時にはスマートな理由に言い換えることで、受け手に良い印象を与えることができるのです。

今の仕事に飽きた」と「新しい仕事に挑戦したい」は同じ意味ですが、与える印象には大きな差があるのです。
今回は、薬剤師が転職に使える理由をご紹介いたします。

実際の薬剤師さんたちの転職理由は?

当サイトでは楽天リサーチに依頼し、転職経験のある薬剤師さん100名を対象にアンケートを実施しました。

その結果、ネガティブな転職理由が一定数存在しました。
その一例をご紹介しましょう。

薬剤師の転職理由の一例

  • 勤務地が不満(26歳 MR)
  • 通勤時間が長い(27歳 病院勤務)
  • とにかく人がいない(28歳 ドラッグストア)
  • 300日勤務だったので子供と向き合った生活がしたかった(30歳 臨床開発モニター)
  • 残業が多い(27歳 ドラッグストア)
  • 周囲の同業者と比べ年収が少なかった。(26歳 小規模調剤薬局チェーン)
  • 病院は給料が安いので(27歳 病院)
  • 一般社員より評価が低かった(22歳 ドラッグストア)
  • 調剤業務を学ぶために調剤薬局で働きたかったから(23歳 ドラッグストア)
  • 人間関係に疲れた(24歳 大手調剤薬局チェーン)
  • 飽きた(29歳 小規模チェーン調剤薬局)

*年齢は転職当時の年齢です。

転職する薬剤師の方の多くが、現在の職場に対して不満を持っていることが分かります。

ネガティブな転職理由をそのまま伝えていいのか


調剤薬局などは狭いコミュニティであり、風通しが悪い職場も少なくはありません。

大きな会社であれば部署異動などで解決できる場合もありますが、小規模な調剤薬局では転職が必要となる場合もあるのです。

しかし、これらの意見を新しい職場の採用担当の方にそのまま伝えてしまうと、少し問題があるでしょう。

「飽きたので退職をしました」という方を採用してしまうと、また飽きると他に行ってしまうかもしれません。

そもそも、そのようなことを履歴書に書く方は常識が無く、患者様とトラブルになることも多いのです。
うまくオブラートに包んで伝えることが、重要となるのです。

転職理由の説明の仕方のコツ

転職の理由を伝える際のコツとしては、ウソはつかないようにしましょう。
ウソをついてしまうと、働いていく上で労使間に食い違いが出てきてしまいます。

労働時間が長くて転職をしたのに、新しい職場も労働時間は長かった、という事態も発生してしまうのです。
重要なのは、ウソはつかず、言い方を変えることです。

全く違う話にすり替えるのではなく、ポジティブな言い方をするようにすると良いでしょう。

スキルアップなどのポジティブな理由を主な転職理由として、+αで本当の転職理由をうまく言い換えて伝えると良いでしょう。

転職理由の伝え方

転職の理由を伝える際には、 “直接伝えた方が良いこと”と“遠回しに伝えた方が良いこと”の2つのパターンがあります。

直接伝えた方がよい転職理由

職場の遠さや会社の制度など、転職によって解決できる内容については、直接伝えるようにしましょう。

遠回しに伝えた方がよい転職理由

一方で、人間関係や本人の性格など、転職をしたとしても解決できない可能性のある内容については、遠回しに伝えるようにしましょう。

転職理由のポジティブな言い換え例

では、実際にどのように言い換えると良いのか、先ほどの転職理由を例に、具体的に見ていきましょう。

直接伝えた方がよい転職理由

勤務地に不満がある

  • 多くの処方箋を扱える○○のエリアで働きたいと考えました。(地方→都会)
  • 患者さんにしっかりと向き合える○○のエリアで働きたいと考えました。(都会→地方)

通勤時間が長い

現在の薬局では通勤に○時間を要しているので、ワークライフバランスを改善するために自宅から近い御社を志望しました。

とにかく人がいない

スタッフが慢性的に不足しているにも関わらず、改善をしようとする意向が無いので、転職を決意しました。

忙しい

業務量に対してスタッフの量が少ないので、労働環境の改善を目的に御社を志望しました。

残業が多い

平均して1日2時間の残業が発生しており、ワークライフバランスが悪化しているので、転職を決意しました。

給料が安い

より良い条件で働ける職場を探しており、御社の条件に魅力を感じて志望しました。

立ちっぱなしでつらい

ドラックストアでは立ち仕事が多いので、体力的に負担の少ない調剤薬局で働きたいと考え、御社を志望しました。

ドラッグストアで働いたけど調剤が出来ないから調剤へ

ドラックストアで勤務していましたが、調剤業務ができる職場を求めて、御社を志望しました。

遠回しに伝えた方がよい転職理由

人間関係が悪い

現在の職場では、チームワークを発揮して仕事をする雰囲気がありません。
スタッフ全員で協力して患者様に貢献することのできる職場で働きたいと考え、転職を決意しました

飽きた

現在の薬局ではキャリアパスも少なく、扱っている科目も単一です。
勉強していける環境で働きたいと考え、転職を決意しました

ネガティブな理由で転職するのは悪いこと?

転職は人生において一大イベントであり、大きなエネルギーを使うものです。

スキルアップがしたいといったポジティブな理由もありますが、多くの場合ではネガティブな理由が原因となるでしょう。
採用担当者も、前の職場で何らかのネガティブな理由があったことは、問題とは考えません

説明をする際にも、うそをついてポジティブな理由で説明をすると、「なぜ転職したの?」ということになってしまいます。

つまり、ネガティブな理由で転職することは、全く問題はないのです。

重要なのは、“いかにしてうまく転職理由を伝えるのか”ということなのです。

スキルアップをしたいキャリアアップがしたいといったポジティブな理由を中心に説明することで、ネガティブな印象を与えないようにしましょう。

まとめ

転職の面接において、転職理由はほとんどの場合、減点方式で見られています。転職理由で自己アピールをするのではなく、そつなくこなすことを意識すると良いでしょう。

転職理由の内容自体は正直に伝えることでミスマッチを無くすことができるので、ネガティブな理由をそのまま伝えるのではなく、うまい言い回しを考えると良いでしょう。

面接対策が気になる薬剤師にオススメの転職サイト

今回は筆者が薬剤師としての立場から面接対策のアドバイスをさせていただきました。それはそれで役に立つものだと思いますが、実際の面接の場に同行し、多くの面接ノウハウを持つ転職サイトを利用することも、面接対策としては有効です。

そんな面接対策が気になる薬剤師さんには、次の2つのサービスを行ってくれる転職サイトがオススメです。

  • 対面カウンセリング
  • 面接同行

対面でカウンセリングすることで、きめ細やかな面接サポートを受けることができます。電話面談だけのカウンセリングよりもエージェントとの距離が近いので本音がで話しやすいですし、その分、精度の高い面接対策ができます。

面接同行サービスがあれば、面接の場で様々なバックアップを受けることができます。面接の場の空気を和ませたり、会話を繋いだりと、面接が苦手な薬剤師からも好評なサービスです。
面接の場に同行することで、多くの面接ノウハウを持っていることも強味ですね。

この2つのサービスを提供してくれる転職サイトは、マイナビ薬剤師、ファルマスタッフ、薬剤師転職ドットコムの3社です。

特に、マイナビ薬剤師とファルマスタッフはエージェントの営業拠点数が同業他社に比べ圧倒的に多いです。営業拠点が多いということは、それだけエージェント一人一人の担当範囲が狭くなるので、より多く現場に足を運ぶことができます。
この2社は現場に詳しいことでも有名なので、転職回数が多い薬剤師だけでなく、転職を考える多くの薬剤師にオススメできます。

オススメ1 マイナビ薬剤師


マイナビが運営する薬剤師転職支援サービスです。
紹介先企業の現場情報に圧倒的に詳しく、転職サイト中随一の求人情報を保有しています。保有求人のうち、約40%が好条件な非公開求人です。
転職後も職場の状況を確認してくれるという、アフターフォローの手厚さも特徴です。

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オススメ2 ファルマスタッフ


日本調剤が運営する薬剤師転職支援サービスです。
業界No.1の在籍エージェント数と営業拠点を誇るため、現場の情報に詳しいです。
必ず面接に同行することをウリの一つとしています。大手調剤チェーンが出身母体であるため、調剤薬局の業務内容に詳しいのも強味です。

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オススメ3 薬剤師転職ドットコム


アインホールディングスのグループ会社であるメディウェルが運営する、薬剤師転職支援サービスです。
はじめて転職する薬剤師さんは、大手調剤チェーンを辞めて中小チェーンに転職というパターンが多いです。
そんな中小調剤チェーンの求人に強いのが薬剤師転職ドットコムです。
転職時の年収アップ率127%を謳い文句にしているのも特徴で、中小チェーンに転職して年収アップを狙いたい薬剤師さんには外せない選択肢です。

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ヤス

製薬会社MR→ドラッグストア→調剤薬局と2度の転職を経験。 現在は都内の中規模調剤チェーンで管理薬剤師をしています。調剤業務だけでなく、地域活動や講演活動にも奮闘中。得意な科目は小児科と精神科、婦人科など。趣味はドライブとスノーボード。

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