薬剤師の転職理由と転職回数

薬剤師の転職回数と転職先にはどんな関係があるか

 

実際に転職をしたことのある薬剤師さん100名を対象に、転職先や在籍期間についての調査を行いました。
(「転職経験者100人に聞いてわかった!薬剤師の転職理由はどんなもの?」の記事はコチラ)
回収したアンケートを様々な角度から分析したところ、転職回数と転職先の間に面白い関係性があることがわかりました。

今回は、転職回数と転職先の関係性について、ご紹介させていただきます。

転職回数と転職先の関係

薬剤師の転職先としては、調剤薬局以外にもドラッグストア、病院・クリニック、臨床開発モニターなど、様々な職場があります。

「転職回数が多いと、転職先も絞られてくるのでは?」
「調剤薬局とドラッグストアだとどっちの方が人気なの?」
「調剤薬局は転職で入れるけれど、企業は新卒でしか入れないのでは?」
など、様々な疑問があるのではないでしょうか。

実際に転職回数と転職先の関係を、グラフで見ていきましょう。

新卒時の勤務先

100名の薬剤師さんを対象に、新卒で入社した勤務先をお伺いしたところ、次のグラフの通りとなりました。

新卒時の勤務先としては、「病院・クリニック」が一番人気となっています。
次いで、「調剤薬局」、「企業(その他)」、「チェーンドラッグストア」という順番になっています。
病院やクリニックは学生の薬剤師にも人気の就職先の一つであり、「未経験から転職して入ることは難しい」と言われる職場の一つです。
新卒時における病院やクリニックの人気は、調剤薬局を上回るのです。
同様に、企業についても未経験では内定を勝ち取ることは難しいので、新卒時には人気の就職先となっています。

転職1回目で選ばれる勤務先は?

では次に、転職1回目で選ばれる勤務先について見ていきましょう。
分かりやすいように、先ほどの新卒時の転職先もグラフも同時に見ていただきます。

新卒時に比べて、薬剤師さんの在籍先が大きく変わっています。
半数を超える薬剤師さんが、調剤薬局で勤務しているということが読み取れるのです。
病院や企業が減少しているので、これらから調剤薬局へ転職をした方が多いようですね。

転職の理由については、「転職経験者100人に聞いてわかった!薬剤師の転職理由はどんなもの?」の記事をご覧ください。)

転職2回目~4回目では?

今回のアンケートでは、転職4回目までの動向を調査しているので、まとめてグラフでご紹介させていただきます。
*1回目の転職以降、転職をされていない方もいらっしゃるので、パーセンテージでグラフを作成しています。

2回目の転職から4回目の転職において、大きな特徴はありませんが、調剤薬局へ薬剤師さんが集中していっていることが読み取れますね。

4回目の転職後の時点では、3人に2人という割合で、調剤薬局で働かれていることが分かります。
薬剤師の転職というと調剤薬局をイメージする方が多いと思いますが、今回の調査においても、例外ではなかったようです。

チェーン調剤の規模別の内訳

結論から言うと大きな相関性が無かったため、ご紹介すべきか迷いましたが、気になるというご意見が多かったのでグラフでご紹介します。

新卒時には大手の傾向が高いですが、その後も増減があるので、相関性があるとは言い難い結果となりました。
薬剤師さんにとって、会社の規模は転職の回数とは関係が薄いようですね。

転職回数と在籍期間の関係

では、転職回数と転職期間の関係はどのようになっているのでしょうか?

特に見ていただきたい点は、赤枠で囲った在籍が7年以上の方の部分です。

その他の部分では大きな特徴はありませんが、7年以上在籍した方の割合を比べると、転職回数を重ねるごとに大きく減少していることが分かります。

転職回数の多い方では、同じ会社に長くとどまる確率は低くなってしまうのです。

転職回数が多い薬剤師さんにオススメの職場

転職回数が多い方では、調剤薬局がオススメの職場と言えます。
求人の件数も多く、経験が浅い方やブランクのある方にも間口が広いので、転職の難易度も比較的低いのです。

実際に、今回の調査でも多くの薬剤師さんが調剤薬局へと転職していっていることも、自然な流れともいえるでしょう。

また、様々な働き方を選ぶことができるのも、調剤薬局の特徴です。
正社員やパート社員、時短勤務や派遣勤務など、ご自身のスタイルに合った求人を見つけてみてください。

まとめ

今回の調査では、“転職回数が増えるにつれて調剤薬局が人気となること”、“転職回数が多いと在籍期間が短くなっていくこと”が分かりました。

調剤薬局は薬剤師にとって人気の高い職場であるので、現在調剤薬局以外で働いている方においても、今後転職をすることによって調剤薬局で働く機会があるかもしれません。

また、転職回数が多いということは、一般的にはネガティブなイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか?

薬剤師は転職を行いやすい職業であるので、趣味や嗜好に応じて勤務地を変えたり、出産や育児などのライフイベントに応じて職場を変えるということも難しくはありません。

不満を抱えたまま働くのではなく、転職という選択肢も検討してみてはいかがでしょうか?

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ヤス

製薬会社MR→ドラッグストア→調剤薬局と2度の転職を経験。 現在は都内の中規模調剤チェーンで管理薬剤師をしています。調剤業務だけでなく、地域活動や講演活動にも奮闘中。得意な科目は小児科と精神科、婦人科など。趣味はドライブとスノーボード。

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