薬剤師の転職体験談

ママ薬剤師の転職体験談 子育てとの両立を目指して企業のDI職を選択した例

育児しながら働ける職場を求めて企業のDI職に転職したMさんの例
ママ薬剤師として子育て・主婦業をしながら働ける職場はどこか。

家族との時間を大切にするために、土日休みの企業薬剤師として働くことを選んだMさん。

都心への転勤を機に転職を決意されたそうです。
その体験談をご覧ください。

企業への転職理由

前職は病院薬剤師として働いていましたが、結婚を機に辞めていました。
その後も主人の転勤で郊外へ行くことになり、間もなく子供もできたため働かずでした。

転機が訪れたのは、主人の転勤で郊外から都市に引っ越しにすることになったときです。
都市に引っ越すことで企業で働く機会もでき、子供も保育園に預けられる年齢になったため、子供を保育園に預けて働いてみようと思いました。

以前、企業で働いていたこともあり、企業でもう一度働きたいと思っていました。
企業に転職できるのも年齢的に最後のチャンスとだと思いました。

今はまだ子供が1人ですが、いずれ第二子を出産したいとも思ってました。
できればその前に、産休を取得できる会社に就職したかったというのもあります。

ママ薬剤師として次の職場を選んだ理由と重視したこと

始めから企業狙いで転職先を探していました。

理由としては、基本的に企業は土日祝が休みであり、主人と同じ休みの方が家族で過ごす時間も多くなるからです。
またこれまで未経験の仕事にチャレンジしてみたかったというのもあります。

どのような条件で求人を探したか

自宅からの通勤圏内で通える企業を探していました。

DIやメディカルライター、企業の管理薬剤師、商社倉庫の管理薬剤師、CRCなどの選択肢もありましたが、通勤圏内ではあるものの、残業があるところが多く、子育て優先を考えると現実的ではありませんでした。

その中で、DIと企業の管理薬剤師に応募することにしました。

面接後

DI職の面接では、医療関係者とのコミュニケーションが取れ、病院薬剤師では患者さんとのコミュニケーションも取っていたので、幅広く対応できるというところはアピールポイントになりました。

1週間程度で面接合格の連絡を頂きました。

面接時に給料はだいたいどのくらいは欲しいですか?と聞かれ、最低限の額だけお伝えしました。
実際に提示された金額は、エージェントが想定していたものよりよかったそうです。
これは両エージェントが言っていました。
そのためもあってか、給与交渉は特になしでした。

企業管理薬剤師は一次面接は合格し、二次面接は役員との予定でした。
しかし、就業場所がエージェントから聞いていたところと違って遠かったため、辞退させて頂きました。

ということで、CSOのDI職(薬の相談窓口)に転職することに決定しました。

CSOのDI職とは

医薬品メーカーは自社の社員を減らしている傾向にあり、色んな部門をアウトソースする時代になっています。
お薬相談部門もその一つで、CSOのDIは企業よりお薬相談室部門の業務を委託され業務を行っています。
メーカーにより顧客は変わりますが、医師、薬剤師、その他医療従事者、患者さんからの窓口を設け、薬に関する質問を電話で受ける仕事です。

転職の決め手

決め手となったのは、ほぼ残業がないことと、通勤距離です。

子供を自転車で保育園に送ったあと、そのまま自転車で通勤できる距離です。
自宅から保育園と、保育園から職場までそれぞれ自転車で10〜15分くらいで通えます。

どのような雇用形態か

“9-18時の正社員”と“9-17時の契約社員”枠があったのですが、娘のことも考え後者で働くことにしました。

企業薬剤師というのは難関転職先なのか?

企業勤務の経験のない薬剤師さん、つまりはそれまで、ドラッグストアや調剤薬局しか経験のない方でも転職できるのかどうかですが、職種にもよりますし、空き状況にもよります。

DIはほぼ未経験者からの転職が多く、その多くは調剤薬局か病院出身の方です。

私がもう一つ狙っていた求人は財閥系倉庫の管理薬剤師なのですが、これは空きが出たときにしか求人がなく、未経験でも可能です。
ですが、倉庫系は逆に郊外になるので家から遠く断念しました。

薬事系は経験が必要なことが多く狭き門です。
メディカルライターは前職は問わない感じのようでした。

応募倍率

今の会社は現在急成長中で積極採用しているようで、そんなに倍率は高くなさそうでした。

財閥系倉庫の薬剤師はレア求人で1人の募集でした。
3人応募した中で私だけが面接を受ける権利がもらえたと聞きました。

年齢の上限

上長や指導して下さる方が20代終わり頃から30代前半くらいです。それ以上の年齢からの転職であると求職者は年下から指導されることになるため、プライドが高いと素直に指導を受けにくいことがあるかもしれません。

企業系の求人は多いか

企業求人は特に東京、その次に大阪が多いので、両者ならそれなりに狙える環境であると思います。

「就活」と「保活」について


2018年4月からの保育園申し込みの書類期限が11月末でした。
そこで、始めに立てた目標は11月末までに内定をもらい、12月には保育所の慣らし保育をして、1月から働くというものでした。

保活を始める前に最低限就職内定をもらえれば、就活中よりも点数が上がるということがあったため、就活を急いでおりました。

認可保育園は激戦のため途中入園はムリと分かっていたので、まずは転職サイトに登録する前に認可外企業主導型保育園の空きを確かめ見学に行くことにしました。

随時入園可能な認可外保育園が2箇所あったため、そこに入れればよいだろうと思いました。
見学は予約制だったのですが、園の都合ですぐに見に行けませんでした。

そのため、就活と保活は並行していた感じです。

ママ薬剤師として企業で働いてみてどうだったか

オフィスワークで座ってする仕事であるため、調剤業務で苦になることもある足腰の負担もありません。

みなし労働であるため残業代も含まれた給料ですが、今のところは残業せずに帰れています。

役職がつくと残業もちらほら出てくるようです。
平社員でも難しい対応が夕方にあると残業になることもあるようです。

給料についてですが、時給換算しても2,000円以上ありますし、ワークライフバランスに優れるからといって調剤薬局より給料が安いということもありません。

まだ有給はもらえませんが、有給は取りやすい雰囲気であること、女性が多い職場であるため産休復帰後の社員もおり、急な子どものお迎えになっても助け合う風土があります。

私と同じような子育て世代の方が多いというのが、働いていて一番安心できるポイントかなと思います。

共働きをしてよかったこと

デスクワークのため体力はそんなに使っていないはずなのですが、仕事を育児の両立は結構疲れるものだなと思いました。

働いてよかったこととして、

  • 平日の無駄遣いがなくなった
    (ついついちょっと出掛けては何か買ってしまったりとかが専業主婦の頃はありました)
  • お金を稼ぎに行っているので専業主婦をしているより貯蓄が増える
  • 週末に作り置きをするので、ランチのお弁当まで持って行けて昼ごはん代も浮く
    (週に1回は気晴らしやご褒美も含めて外でランチをしています)
  • 平日の洗い物は主人がしてくれるようになった
  • 週末の夕飯は主人が率先して作ってくれるようになった

という利点がありました。

何とか仕事と育児の両立をがんばりたいと思ってます。

転職の際に利用した転職サイト

利用した転職サイトはマイナビ薬剤師と薬キャリです。
実際に成約にいたったのはマイナビ薬剤師です。

これら転職サイトを利用しようと思った理由

医療の一般的な情報収集のためにm3.comに登録していたため、薬キャリはいつか利用してみようと思っていました。

薬キャリの転職支援サービスに登録し、求人を問い合わせようとした際に、アンケートに答えたらあなたにはマイナビ薬剤師と薬キャリがよいですとの診断があり、マイナビ薬剤師も登録することにしました。

マイナビ薬剤師とのやり取り

電話のみの対応で、アンケートを夜の22時にしたのですが翌朝の9時前に連絡がありました。
面接前の対策として、担当者が模擬面接を電話でして下さいました。

直接面談も可能だったようですが、子どもを預けて行くのも大変なので、電話でして頂きました。
全体的にスピード感ある対応でした。

私の居住区近郊の企業求人をメインに紹介してもらうようにお願いしました。
プラスαで少し離れる企業の求人もお願いしました。

転職した今の会社は以前から求人を見ていて気になっていました。
エージェントからの電話の段階でもやはりオススメされたため、応募の手続きを進めて頂くことになりました。

DIの他、薬事、学術、メディカルライターなど、8件をご提案頂き、その中で一番家から近いDIのみを受けることにしました。

薬キャリとのやり取り

電話のみの対応でアンケート後翌日の11時に連絡がありました。
そもそも電話のみの対応しかしていないようでした。

薬キャリは後から連絡があったため、マイナビ薬剤師と求人が被らないようにとのことで、マイナビの求人先を伝えて応募先が被らないようにしました。

お伝えした条件はマイナビ薬剤師のときと同じく、私の居住区近郊の企業求人をメインにしつつ、プラスαで少し離れる企業の求人もお願いしました。

CRA、CRC、企業管理薬剤師、メディカルライター、医薬品の販売管理の5件を提案頂き、企業管理薬剤師のみを受けることにしました。

企業管理薬剤師を受けるにあたり、面接で聞かれそうな内容をメールで数問教えて頂き、どう答えるか返信くださいとのことでした。

全体的に対応が遅い印象でした。

転職エージェントを利用して助かったところ

マイナビ薬剤師は私のタイムスケジュールに沿うよう、早急な対応をして下さいました。
また、電話での面談も本番さながらで緊張感をもってする事ができました

まとめ

薬剤師として働ける職種の中でも、完全土日休みの職場は、パートを除けば企業系職種以外ほぼあり得ないでしょう。

その中でもMさんがこだわったのは、次の2点です。

  • 自宅から通勤距離が近いこと
  • 残業がないこと

調剤薬局やドラッグストアで、土日休みで且つ、上記の2点を満たした職場というのはなかなかありません。
パートとして働くのが現実的でしょう。

しかし、企業薬剤師であれば、契約社員でこのような条件が満たせるのです。

企業の求人というのはどこにでもあるものではなく、東京、大阪などの大都市に限られます。

これらの地域に住んで見えるママ薬剤師さんであれば、是非とも応募してみる価値があるでしょう。
このMさんのようにDI職であれば、前職が調剤薬局であっても十分に応募できるのです。

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ヤス

製薬会社MR→ドラッグストア→調剤薬局と2度の転職を経験。 現在は都内の中規模調剤チェーンで管理薬剤師をしています。調剤業務だけでなく、地域活動や講演活動にも奮闘中。得意な科目は小児科と精神科、婦人科など。趣味はドライブとスノーボード。

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