薬剤師5大転職理由

転職する薬剤師のための、長く勤められる職場の見つけ方

 

薬剤師は転職の多い職業と言われていますが、すべての方が転職を望んでいるわけではありません。

それどころか、多くの方が出来ることなら転職をせずに、長く勤められる職場で働き続けたいと考えていることでしょう。

転職の背景には、「こんなはずじゃなかった」という、“ミスマッチ”が存在しているのです。
今回の記事では、離職率が高い職場の特徴や、長く勤められる職場の特徴をご説明させていただきます。

どんな職場だと薬剤師の離職率が高いか

薬剤師の転職の要因としては、ポジティブな転職理由と、ネガティブな転職理由の2つが挙げられます。
これらに複数の項目で該当してしまう職場は、離職率が高いと考えられます。

ポジティブな転職理由

  • キャリアアップを目指す
  • スキルアップを目指す

ネガティブな転職理由

  • 人間関係が悪い
  • 年収が低い、昇給が無い
  • 通勤時間が長い
  • 勤務時間が不安定(深夜勤務、残業など)
  • 産休・育休などの福利厚生が不十分

特に近頃では、新規開局ブームや在宅医療の推進によって、残業が増えていることが問題となっています。

一般的には“小規模調剤薬局であればポジティブな転職理由が多く、大手調剤チェーンであればネガティブな転職理由が多い”と言われています。

キャリアアップやスキルアップについては、大手チェーンであれば叶えられますが、意外と年収が低いことや通勤時間が長いなど、ネガティブな理由から離職が起こります。
一方で、小規模調剤薬局であればこれらの不満は解消できますが、キャリアアップやスキルアップが出来ないことから、大手に転職をする薬剤師が多いのです。

産休育休などは大手の方が良いと考えられがちですが、産休育休の取得によって残された正社員に対する負担は大きくなってしまいます。

某大手調剤チェーンの実例では、ある薬局に在籍している社員の半数が時短社員となってしまっており、男性管理薬剤師は残業が恒常化しているのです。

これらの社員にとっては、産休育休が充実していることは、かえって転職の理由となることもあるのです。

薬剤師が長く勤められる職場はどんなところか

長く勤められる職場の特徴としては、前の項でご説明した転職理由がなるべく少ない職場となります。

しかし、すべての条件を叶えた職場はほとんど見つからないので、ある程度の妥協は必要となってしまいます。

本人の希望する働き方と、職場が提供する雇用条件が、しっかりとマッチしていることが重要となるのです。
これらの折り合いがつかず、「ミスマッチ」を起こしてしまっている場合には、長く勤め続けることは出来ないでしょう。

具体的な例として、下記の2人の薬剤師さんと2つの薬局を考えてみましょう。

薬剤師①・・・30歳男性/バリバリ働きたい/独身なので仕事重視
薬剤師②・・・40歳女性/育児がひと段落して復帰したい/家庭との両立希望

薬局A・・・年収700万円/キャリアアップ可能/年間休日110日/シフト制/残業多め
薬局B・・・年収450万円/キャリアアップ難しい/年間休日130日/土日休み/残業なし

薬局Aであれば薬剤師①の方は長く勤め続けることが出来ると考えられますが、薬剤師②の方は厳しいかもしれません。
一方で、薬局Bであれば、その逆となってしまうでしょう。
このように、長く勤めていくためには、本人の希望と薬局の条件をしっかりとすり合わせなくてはならないのです。

ただし、年収は低いのに仕事は大変という、悪いところ取りをしたような職場では、薬剤師①、②のいずれの方も、続かないと考えらえます。
そのようなブラック職場に入ってしまわないように、しっかりと情報収集をするようにしましょう。

長く勤められる職場の見つけ方

転職先の情報収集をしっかりする

転職前にしっかりと転職先情報を確認することが出来れば、働きやすい職場を選ぶことができるでしょう。

昇給率や賞与、研修の有無など、転職に際して確認する情報はいろいろとあります。
自分ひとりで転職活動を行う際には、確認できる情報には限界があります。職エージェントを利用することで、様々な情報を手に入れることができます。

転職エージェントを利用してどのような情報を確認すればよいのかは、こちらの「薬剤師の転職、転職エージェントと行う求人情報の確認の仕方」をご覧くさい。
実際の転職経験者のアドバイスを元にご紹介しています。

職場の人間関係の確認の仕方

転職を希望する職場の人間関係を探るために、実際に職場に訪れてみたり、一日体験を行ってみるというのも一つの手段です。
職場見学の際にも、管理薬剤師の人柄を確認するなど、転職前に確認できることはいろいろとあります。

ベテラン薬剤師さんによれば、人間関係の良い職場には必ず“あるもの”が置いてあるといいます。

詳しくは、こちらの「人間関係が良い薬剤師の職場の探し方」をご覧ください。
実際に調剤薬局で働く薬剤師さんへのインタビューを元に、人間関係の良い職場の探し方についてご紹介しています。

残業の少ない職場の探し方

残業のない調剤薬局を探すためのポイントとして、その調剤チェーンの出店計画や、処方箋単価が残業時間に関係してくるのです。
知っていましたか?
同じ処方箋枚数であっても、処方箋単価がある一定の金額を超える薬局は残業が多いのです。

詳しくは「薬剤師なら知っておきたい、調剤薬局の残業の原因となる18の要素」でご紹介しています。
ご覧いただけば、必ずや残業の少ない調剤薬局の探し方がわかるでしょう。

職場見学を行う

転職先の情報収集の手段として職場見学は大切です。

実際に現場を見ないと分からないことはたくさんあります。
患者様の様子や年齢層、人員体制やシフト、調剤の流れや監査のシステムなどですね。
これらは採用担当者との会話だけでは判断がつきません。実際に現場を確認しないとわからないものです。

職場見学をする際は、薬局の雰囲気や仕事の流れなどを見ているだけでは足りません。では、どのようなことをどう確認すればいいのか。
詳しくはこちらの「薬剤師が転職前の職場見学でわかることと確認したい9つのポイント」をご覧くさい。
必ずや転職のミスマッチが減ることでしょう。

転職のミスマッチを避ける

これまでご説明した通り、ミスマッチが起こると転職が必要となってしまいます。
長く働いていくためには、自分の理想とする職場で働くことが必要不可欠となるのです。

転職に際しては、自分の理想を具体化して、転職エージェントにしっかりと伝えなくてはなりません。
相思相愛の職場を見つけることが出来れば、長く勤め続けることが出来るでしょう。

NG職場を避ける

薬剤師が長く勤めるが出来ないと考えられる職場について、理由を含めてご紹介いたします。

  • 科目が単調すぎる職場
    ⇒ スキルアップをしていきたい方には不向き
  • 規模の小さすぎる職場
    ⇒ キャリアアップを目指している方には不向き
  • 残業が多すぎる職場
    ⇒ 長い目で見たときに、続かなくなる
  • 年収が低すぎる職場
    ⇒ 昇給が無い場合には、転職が必要となる
  • 新規開局が多い職場
    ⇒ 玉突き人事や応援などで、負担が多くなる
  • 転勤の多い職場
    ⇒ 家族を持った場合や子供の進学によっては、問題となる
  • 産休育休などの制度が曖昧な職場
    ⇒ ライフスタイルの変化によって転職が必要となる

自分の希望する薬剤師像やライフスタイルを考えた上で、勤める職場を検討するようにしましょう。

転職エージェントに相談する

優秀な転職エージェントであれば、その会社の雰囲気であったり、経営者の人柄までも知っていることもあります。
そのようなエージェントであれば、親身になってアドバイスしてくれることでしょう。
更には給与交渉なども行ってもらうこともできます。

長く勤められる職場を紹介してくれる転職エージェントはどこか

薬剤師として長く働ける職場を探したいのなら、オススメする転職エージェントは2つです。
一つは、転職先の情報を多く保有している転職エージェント、もう一つがアフターフォローのしっかりした転職エージェントです。

転職先の職場の情報に詳しい転職エージェント

転職先の情報を多く保有している転職エージェント、それは薬剤師転職ドットコム(メディウェル)です。

薬剤師転職ドットコムのサイトに無料登録すると、職場の雰囲気や平均年齢、残業時間といった“職場の働きやすさデータ”を閲覧することができます。

転職先の職場のことをよく調べていることが伺えますね。

このように、転職先企業の情報に詳しい転職サイトを利用すれば、長く働ける職場を探しやすいでしょう。

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アフターフォローのしっかりした転職エージェント

長く勤められる職場を見つけるためには、転職前の事前の情報確認が欠かせません。

先ほどもご紹介した「薬剤師の転職、転職エージェントと行う求人情報の確認の仕方」をお読みいただき、そして実践していただければ、必ずや薬剤師転職に成功することでしょう。

それでも、転職先の職場が転職エージェントから聞いていた内容と違う。そんな可能性もゼロではありません。

しかし、心配はいりません。

マイナビ薬剤師であれば、転職後に定期的に職場の状況を確認してくれるのです。
職場で問題があるときは相談にのってくれますし、希望していた、もしくは契約していた内容と違う場合は再度交渉もしてくれるのです。

アフターフォローのしっかりとした転職エージェントであれば、必ずや理想の転職先に出会えるでしょう。

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まとめ

終身雇用という考え方は、現在の日本では崩れつつあります。
薬剤師の世界においても、転職エージェントなどの助けもあり、転職市場は賑わいを見せています。
しかし、薬剤師のキャリアを考える上では、転職が多いことはマイナスとなってしまうこともあるのです。
運悪くブラック職場に当たってしまう場合には仕方ありませんが、それが2度3度と続くようであれば、転職活動の方法を見直さなくてはなりません。
当サイトでは様々な転職の記事をご紹介しているので、参考にして頂ければ幸いです。

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ヤス

製薬会社MR→ドラッグストア→調剤薬局と2度の転職を経験。 現在は都内の中規模調剤チェーンで管理薬剤師をしています。調剤業務だけでなく、地域活動や講演活動にも奮闘中。得意な科目は小児科と精神科、婦人科など。趣味はドライブとスノーボード。

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