派遣とパート

薬剤師の単発派遣は高時給だらけ!?大いなる勘違いと正しい利用方法

 

薬剤師の働き方の一つに、単発派遣(スポット)というものがあります。
単発派遣という名前だけ聞くと、不安定な働き方のイメージが先行します。しかしこの単発派遣、条件さえ揃えば、とてもオススメの働き方なのです。
ここでは、単発派遣はどういうものかその特徴と、メリット・デメリット、注意しなければならない条件などをご紹介します。

単発派遣の求人の特徴

まずは単発派遣とはどういうものなのか、その特徴についてご説明します。
単発派遣は一般的な短期派遣と同様に派遣会社に登録し、派遣会社から紹介されて薬局に勤務する派遣形態です。

短期派遣と単発派遣、契約期間の違い

一般的な短期派遣と違うところは、派遣される期間です。
短期派遣の契約期間は、短くても1ヶ月、通常は3ヶ月ごとの更新で数ヶ月間同じ薬局に勤務します。
長い人では、同じ薬局の勤務が年単位に及ぶ場合もあります。

しかし、単発派遣は、その名の通り短い期間の契約です。

単発派遣は、1日から数日、長くても1ヶ月間の契約になります。
1ヶ月といっても、1ヶ月間丸々従事することもあれば、1ヶ月のうち土曜日だけや、平日の何時から何時までなど、とても限定的な働き方になります。

短期派遣と単発派遣、時給の違い

上記の理由のため、短期派遣に比べ高時給案件のものが多くなります。
一般的に市街地の薬局でも、時給3,000円以上は確実です。郊外にいくと時給4,000円以上の求人も散見されます。

では、なぜ単発派遣は時給が高いのでしょうか。
高時給と聞くとブラックな薬局に派遣されるのではないか、と不安になる方も多いと思われます。
そこで続いては、単発派遣の時給が高い理由をご紹介していきます。

単発派遣で働く職場の特徴

単発派遣の派遣先は、何らかの事情で急に薬剤師が足りなくなった薬局がほとんどです。

自店で募集をかける余裕すらないくらい切羽詰まっている状態なので、時給を上げてでも薬剤師に来てもらう必要があります。

薬局としても、短期派遣の場合、数ヶ月に渡って高いお金を派遣会社に払い続けなくてはならないのに対し、単発派遣は一時的な支払いで済むので、短期派遣より高い時給に設定できるのです。

薬局によっては、高い採用費をかけて適当な人材を採用しても、すぐに辞められてしまうというのを繰り返すなら、いい人材を確保できるまでスポットで派遣を雇う方が経済的と考えている場合もあるようです。

単発派遣にはどんな求人先が多いか

単発派遣の求人先は基本的に、薬剤師が急病などで人員不足になるケースが多く、薬局そのものに何か問題があるという場合は少ないです。
中にはとても忙しい店舗のため人が長続きしなかったり、薬局長の人間性に難があったり、人間関係がややこしい店舗だったりと問題のある薬局があることも事実です。

薬剤師の単発派遣の仕事内容

単発派遣の仕事内容は、主に調剤がメインの薬局がほとんどですが、在庫整理や棚卸などの雑務、ドラッグストア併設タイプの薬局では、店の商品出しやレジ打ちを任されるケースもあります。
非常に珍しいケースですと、ドラッグストアのイベントや、調剤薬局の休日の健康フェアのイベントスタッフとしての求人もあります。

単発派遣の概要がわかったところで、薬剤師が単発派遣で働くメリットとデメリットはどのようなものがあるのでしょうか?

単発派遣のメリット

時給が高い

正社員よりも高時給なので短期間でしっかり稼げます。

フレキシブルな働き方ができる

予め働く日時が指定されているので、短期派遣のように、色んな時間帯で働く必要がなく、規則正しい生活を送ることができます。また、働きたいときだけ働けるので、自由度が高いです。

人間関係に悩む必要がない

単発派遣は1日から数日派遣されるだけなので、煩わしい人間関係に巻き込まれずに済みます。

色んな薬局を経験できる

単発で様々な薬局に派遣されるので、たくさんの処方箋に触れることができます。様々な薬を扱うことになるため、勉強になるでしょう。

単発派遣のデメリット

求人が不安定である

急に薬剤師が必要になった薬局が募集をかけるので、常に求人があるわけではありません。いつ募集があるかもわからないので非常に不安定です。

休むことができない

急に出来た薬剤師の穴を埋めるために雇った単発派遣に休まれたら意味がありません。
どうしても体調が悪い場合は、派遣会社にお願いして代理をたててもらう必要があります。しかし、一度そのようなことがあると、信頼を失い仕事をもらえなくなる可能性があります。

勤務地が遠くなることがある

都合よく自宅から近いところに単発派遣の求人がいくつもあるはずはなく、どうしても遠い薬局に派遣される場合があります。
また、単発のため交通費が支給されないこともあります。

スキルが重要視される

単発での仕事になるので、教えてもらおうとするスタンスの薬剤師には不向きです。即戦力になる薬剤師が求められます。

上記をふまえた上で、単発派遣で働いてみようと思う方に、単発派遣を取り扱っている派遣会社をいくつかご紹介します。

単発派遣にオススメの派遣会社

薬ジョブ


クラシスが運営する派遣会社です。
単発派遣の求人数が最も多いことが特徴です。求人にシフトが掲載されていたり、単発派遣専用検索ページがあるので、求人の探しやすさはNo.1です。
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ファルマスタッフ




日本調剤が運営する派遣会社です。
単発派遣の求人も豊富に取り扱っています。

直接会って話を聞いてくれ、派遣先の薬局の情報を足を運んで聞いてきてくれるので、とても頼もしく感じられます。また、教育面も充実しているので、初めて派遣薬剤師として働く方にオススメです。

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薬キャリ




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単発派遣で働くことができる人の条件

単発派遣で働くにあたり、ここで一つ注意点があります。
2012年に改正された労働者派遣法では、日雇い派遣は例外を除いて禁止になっています。その例外に当てはまる人は以下の人です。

単発派遣で働くことができる人

  • 60歳以上の人
  • 学生【学校教育法の学校(専修学校・各種学校を含む)の学生又は生徒(定時制・通信制の課程の在学者等を除く)】
  • 本業の年収が500万円以上の人
  • 世帯年収が500万円以上で主たる生計者でない人

年配の薬剤師や学校に通っている薬剤師、本業の年収が500万円以上あるダブルワークしたい薬剤師、パートナーの年収が500万円以上ある薬剤師なら単発派遣で働くことができます。

上記の条件を満たしていても、管理薬剤師と公務員薬剤師は単発派遣として働くことはできません
また、薬局によっては兼業禁止の場合もあるので、ダブルワークをする場合は確認してからにしましょう。

この条件をクリアした上で、いったいどのような人が単発派遣で働いているのでしょうか?

単発派遣に向いている人

単発派遣に向いている人は、前向きな人、臨機応変に対応でき、切り替えの上手な人です。

くよくよ悩んでいる暇はありません。次から次へと違う薬局を回るので、前の薬局のことと混同してしまわないよう、頭をリセットする必要があります。
ほとんどが、数日だけの勤務なので、経験とスキルが求められます。

電子薬歴が入力できる、一般名を見たら商品名がわかるなど、最低限の事はクリアしておく必要があります。

単発派遣はオススメできない人

ブランクがある人や、未経験者、調剤歴3年未満やパソコンが苦手な薬剤師にはオススメできません。
また子供が小さいママ薬剤師もオススメしません。幼い子供は体調が急変しやすいので、いつ呼び出されるかわからないからです。

単発派遣にオススメな人

逆にオススメなのは、ある程度経験を積んで子供も大きくなっているママ薬剤師や、本業で500万円以上稼ぎながらも、プラスアルファで収入を増やしたいと考えている薬剤師です。

単発派遣の注意点

単発派遣の方が高時給で働くことができるのであれば、単発派遣をメインに働きたいと思う方もいるかもしれません。
しかしそれは、先にも述べた通り、法律的に難しく、求人も不安定なので、オススメしません。
あくまで、プラスアルファの収入を得る手段であると考えてください。

実際単発派遣で働いている人の多くは家庭持ちの薬剤師、もしくはダブルワークをしている薬剤師です。
月5万円だけでも増やせたらと考える人が利用することが多いです。

単発派遣の利用例

ママ薬剤師の場合

例えば家庭持ちのママ薬剤師の場合、基本は家のことをメインで生活をし、子供が学校に行っている間の空いた時間10時~14時の4時間で、週に2回単発派遣で働くと、仮に時給が3,000円だった場合、月の収入は96,000円となります。

正社員薬剤師のダブルワークの場合

正社員として働いている薬剤師が単発派遣でダブルワークをする例もあります。
平日は正社員として働き、月に2回土曜日の9時~18時までの8時間を単発派遣で働く場合、時給が3,000円として月の収入は48,000円プラスされます。

正社員の場合、休日が減るため体力的に厳しい面もありますが、単発派遣なので毎月続くわけでもありません。少し臨時収入が欲しい月だけ単発派遣として働くことが現実的です。

パート薬剤師のダブルワークの場合

パート薬剤師がダブルワークをする場合は、平日のパートを1日減らして、毎週土曜日の9時~16時の6時間だけ単発派遣で働くとすると、時給3,000円として月の収入は72,000円となります。
ちなみに同じ時間パートで働いた場合、時給2,000円とすれば48,000円の収入です。その差24,000円は大きいですよね。

もちろん、単発なのでこの収入を毎月維持することは難しいですが、それでもプラスアルファの収入を得られることはとても助かりますよね。
そのため、単発派遣の利用をオススメします。

単発派遣についてまとめ

色々と条件のある薬剤師の単発派遣ですが、上手く活用すれば、プラスアルファで収入を得ることができます。
上記の事を参考に、稼いだお金で家族とレジャーを楽しんだり、旅行に出掛けたり潤いのある生活を満喫してください。

単発派遣にオススメの派遣会社

薬ジョブ


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ファルマスタッフ




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単発派遣の求人も豊富に取り扱っています。

直接会って話を聞いてくれ、派遣先の薬局の情報を足を運んで聞いてきてくれるので、とても頼もしく感じられます。また、教育面も充実しているので、初めて派遣薬剤師として働く方にオススメです。

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もも

もも

大手ドラッグストア併設の調剤薬局に就職後、結婚を機に退職。現在は派遣薬剤師としてドラッグストアや調剤薬局で勤務する傍ら、パートナーと愛犬ともにアウトドアや旅行など趣味の時間も満喫中。

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