派遣とパート

派遣薬剤師は福利厚生が充実!?有給取りやすいですよ

 

派遣薬剤師として働くにあたり、病気をしたときや妊娠したときなど、福利厚生の面は大丈夫かな?と心配になる方も多いと思います。
中には非常勤の派遣薬剤師の福利厚生ってきちんと受けることができないと思っている人も多いことでしょう。
でも最近の派遣薬剤師は、そこらの個人の薬局よりもきちんとした福利厚生を受けることができるってご存知ですか?

そこで今回は、派遣薬剤師の福利厚生について、どのような制度を受けることができるのか、薬局で働く正社員やパートとの違いは何かなど詳しくお伝えしていきます。
また後半には、派遣会社ごとの福利厚生の違いについても触れていきたいと思います。

派遣薬剤師はどんな福利厚生を受けれるか


まずは、派遣薬剤師はどのような福利厚生を受けることができるか説明いたします。
そもそも派遣薬剤師に適用される福利厚生は、派遣会社の規定によるものです。そのため、たとえ派遣先を転々としたとしても派遣元の会社は変わりません。一定の条件を満たしていれば、派遣会社の福利厚生を受けることができます。
その内容は次の通りとなります。

各種社会保険に加入できる

各種社会保険とは主に健康保険、厚生年金保険、介護保険、雇用保険、労災保険の5つを指します。
ほとんどの派遣会社で完備されており、一定の条件を満たしていれば加入できます。

※一定の条件とは、週20時間以上の勤務、2ヶ月を超える契約期間です。

健康保険加入者特典として、年一回の健康診断やインフルエンザ予防接種の補助金を受けることができます。
その他特典については、派遣会社が加入している保険組合によって変わってくるので、後ほどご紹介します。

薬剤師賠償責任保険に入ってくれている

薬剤師賠償責任保険とは、薬局で処方箋に基づき調剤した医薬品、またはドラッグストアで販売供給した医薬品などによって発生してしまった事故による損害を補償してくれる保険です。

この保険には、薬局(会社)単位で加入する開設者契約と、薬剤師個人で加入する勤務薬剤師契約があります。
大手の派遣会社であれば、会社単位で加入している場合が多く、保険料の負担もありません。何かあれば、派遣会社が入っている保険が補償してくれます。

有給休暇を取得できる

意外かもしれませんが、派遣薬剤師にも有給休暇制度があります。
一定期間働くと、その労働日数に応じて付与されます。普段支払われている給与は、派遣先の薬局から出ていますが、有給休暇を使用した場合、その給与は派遣会社が支払ってくれます。
派遣先の薬局に有給休暇を取得する旨を理解してもらい、派遣会社に申請するという流れです。

派遣薬剤師が有給の申請をして嫌な顔をされないか


人手不足のために派遣されている派遣薬剤師が有給を使うとなると、派遣先に嫌な顔をされるのでは?と思われがちです。
業務の円滑な遂行に支障をきたさない範囲での有給取得は、派遣先の薬局としては欠勤が増えるだけなので、正社員やパートほど気を使う必要はないでしょう。

派遣会社によっては、どうしても派遣先の薬局が回らない場合、有給取得で穴が開いた日に単発の派遣薬剤師を派遣する場合もあります。必ず派遣先の薬局と派遣会社両方に連絡をしましょう。
それでも派遣先の薬局で有給を取得することができなかった場合、契約期間満了後、次の薬局に派遣されるまでの間に有給を取得することもできます。

有給取得の例

例えば、契約期間満了日が3月31日で、4月から別の薬局に派遣されることが決まっているとすると、契約開始を4月5日にしてもらえば、4月1日から4日を有給休暇にすることができます。契約開始日をずらしただけなので、派遣先の薬局に気を使う必要はありません。
このような形でまとめて有給を取得する派遣薬剤師は多いです。

産休・育休を取得できる

薬剤師は女性が多い職業です。
そのため産休・育休制度を重要視される方も多いことでしょう。産休・育休制度はほとんどの派遣会社に完備されています。

有給同様、申請先は派遣会社のため、派遣先の薬局に気を使う必要はありません。契約期間満了後に、産休・育休を申請すれば代わりの薬剤師が派遣されることになります。

正社員との福利厚生の違い


派遣薬剤師と正社員で働いている薬剤師と比較した場合、福利厚生にどんな違いがあるのでしょう?

大手の薬局と比べると、上記に説明した福利厚生ついては、ほぼ同じ内容です。それにプラスして大手の薬局は、慶弔休暇の取得やボーナスの支給、昇給制度、家賃補助などもあります。
(※派遣会社に家賃補助の福利厚生はありませんが、派遣先の薬局が家賃補助をしてくれる場合があります。)
やはり、大手の薬局の方が福利厚生の面では充実していると言えるでしょう。

大手調剤薬局チェーンの福利厚生

大手調剤薬局チェーンでも現実には、これだけの福利厚生を唱っておきながら、人員不足で有給休暇を取得できなかったり、妊娠したら産休・育休を取らせてもらうどころか、パートになることを勧められたりと酷い待遇を受けている正社員もいるようです。

中小の薬局の福利厚生

中小の薬局に関しては、福利厚生そのものが曖昧で、保険は個人で加入しなければならない薬局や、ボーナスや有給は社長の気分で決まるような薬局もあります。

ちなみに、社会保険を個人で加入すると、健康保険料の支払いは倍かかります。

年金の支払いは1/3程度で済みますが、将来のリターンも少なくなります。労災や薬剤師賠償保険は個人負担が年に数千円発生します。

派遣薬剤師の福利厚生のメリット

派遣薬剤師は先にも記した通り、有給休暇を取得した場合はその給与を支払うのは派遣会社なので、派遣先に気を使う必要がありません。
また、妊娠しても契約期間満了まで、派遣先は契約を切ることができないので、派遣切りにあう心配もありません。
万が一、つわりがひどくて出勤できない日が続きそうな場合は、派遣会社が単発で薬剤師を派遣してくれます。つわりが治まったころに復帰して、契約期間満了まで働く。その後産休・育休に入ればいいのです。

病気や怪我や妊娠で働けなくなっても、給与補償がなく、常に不安定な状況で働かなくてはいけない職場は精神衛生上よくありません。
そのため福利厚生はとても大切なので、しっかり確認した上で会社を選びましょう。

派遣会社ごとの福利厚生の違い

ここで、派遣会社ごとの福利厚生の違いを見てみましょう。薬キャリ、ファルマスタッフ、薬ジョブの大手3社を例にして、比較していきます。

オススメ1 ファルマスタッフ




日本調剤の子会社で、加入健康保険は東京薬業健康保険組合です。
保険料について、介護保険料は安いですが、健康保険料は高めです。この健康保険組合の特徴は、健康企業宣言をスローガンに、健康推進のためのサポートを積極的に行っています。
そのため、スポーツジムを法人価格で利用する事もできます。40代以降の派遣薬剤師に優しい保険組合です。

また、ファルマスタッフの福利厚生の特徴は研修の充実にあります。

入職時導入研修から、フルタイムで1年以上の雇用見込みの派遣社員には、年間8時間のキャリア支援研修も行ってくれます。独自のDI室も完備しており、日々の業務で疑問に思ったことを質問できる体制を整えています。

初めて派遣薬剤師として働く方におすすめです。

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オススメ2 薬キャリ




エムスリーの子会社で、加入健康保険は関東ITソフトウェア健康保険組合です。
加入者数が多いため、保険料が他と比べて割安です。また、付加給付金が充実している事が特徴で、出産した場合、法定給付に加え9万円の付加給付が支払われます
被保険者が亡くなった場合は、埋葬料付加金として15万円が追加で支払われます。

その他には、全国8000件以上の保養所や宿泊、レジャー施設を格安料金で利用する事ができ、スポーツジムも低価格で利用する事が可能です。

賢くお金を貯めたい、私生活は充実させたいという方におすすめです。

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オススメ3 薬ジョブ


クラシスの子会社で、加入健康保険は人材派遣健康保険組合です。
保険料は介護保険料が高く、健康保険料と合わせると3社の中で一番高くなります。

しかし薬ジョブの一番の特徴は、派遣のための福利厚生制度K・POINTです。

K ・ POINTとは、就業期間に応じて付与されるポイントで、ポイントを貯めると様々なサービスを受けることができます。さらに、使ったポイントを年間最大20ポイント(2万円相当)キャッシュバックしてくれます。

ポイント制度を上手く活用できる人におすすめです。

もう一つ独自の福利厚生は、P.P.Clubという薬剤師限定の交流会です。このP.P.Clubで、派遣薬剤師同士情報交換をすることができます。

派遣薬剤師の横の繋がりができるので、楽しく働きたい方にオススメです。

薬ジョブ公式サイトはコチラ

派遣薬剤師の福利厚生まとめ

派遣薬剤師の福利厚生と言っても会社によって様々な制度があり、自分が何を重要視するかで、選ぶ会社が異なってくることが分かります。
派遣薬剤師として働く際、求人数や時給にばかり目が行きがちですが、福利厚生についてもよく調べ考える必要があります。派遣会社を選ぶ段階で、この記事を参考にしていただければと思います。

派遣薬剤師に興味をもったら

派遣薬剤師は有給が取りやすく、福利厚生も充実しています。
派遣薬剤師という働き方に興味を持った方に向け、派遣薬剤師として働くということはどういうことか。派遣薬剤師として働く際に気になること、注意しておくことをこちらの記事にまとめました。↓
現役派遣薬剤師として働く筆者の知っていることを全てまとめたつもりです。派遣薬剤師に興味のある方はご覧ください。

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もも

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大手ドラッグストア併設の調剤薬局に就職後、結婚を機に退職。現在は派遣薬剤師としてドラッグストアや調剤薬局で勤務する傍ら、パートナーと愛犬ともにアウトドアや旅行など趣味の時間も満喫中。

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