管理薬剤師

管理薬剤師が忙しい薬局と忙しくない薬局の違い

 

管理薬剤師は薬剤師にとって一度は経験すべきポジションですが、「勤務時間が長くなりそう」、「忙しそう」、「残業代がつかないと聞いたことがある」など、さまざまなイメージをお持ちではないでしょうか?
そこでここでは、管理薬剤師の忙しさについて、ご紹介していきます。

管理薬剤師の忙しさ


管理薬剤師は責任のある立場である上、在庫管理やスタッフ管理など、一般薬剤師にはない仕事も任されます。
勤務時間や残業は、どのようになるのでしょうか?

勤務時間について

管理薬剤師の勤務時間は、基本的には週40時間をベースとした変形労働制がとられることが多いので、極端に多いというわけではありません。
開局日が週40時間を超える場合には、早番や遅番で対応したり、他の社員やパートが代わりに出勤したりして調整を行います。
しかし、繁忙期には早めに出勤して納品をしたり、棚卸には夜遅くなったりすることもあるので、40時間きっちりで収まることはないと考えた方が良いでしょう。

残業について

残業は一般薬剤師に比べると、やはり多くなりがちです。
閉店間際に患者様が来局された際には、パート社員が遅くまで残ると人件費が増えてしまうため、管理薬剤師が率先して対応しなくてはなりません。
産休育休のスタッフや、急に体調不良のためお休みしたスタッフがいる場合、管理薬剤師が残業して穴埋めということもあります。

管理職となるので、所定の時間までの残業代はつかないことが一般的です。

休みのとりやすさ

管理薬剤師は、全く休めないということはありませんが、繁忙期に休みをとったり長期連休をとったりすることは難しいといえます。
産休育休明けの時短スタッフやパート社員が多い場合には、特にその傾向は強くなるでしょう。
また、薬局が開いていれば緊急の連絡がある場合もあるので、休みの最中にも連絡をとれる体制にしておかなくてはならず、気が休まりません。

ただし、管理薬剤師以外の社員がいれば、現場のことをわかってくれているので、休みは比較的とりやすくなります。
休みについては職場によって大きく変わるので、事前に確認をすると良いでしょう。

管理薬剤師がブラックになりやすい薬局


一口に管理薬剤師といっても、職場の規模や環境によっては、業務の大変さは大きく変わります。
ここでは、管理薬剤師がブラックになりやすい職場についてご説明していきます。

開局時間が長い薬局

多くの薬局では、地域支援体制加算の兼ね合いから、週45時間程度の開局時間が設定されています。
しかし、規模の大きな薬局や、複数の医療機関の処方箋を受け付けている薬局では、さらに長い時間開局している場合もあります。
そのような施設では、管理薬剤師の勤務時間も長くなりやすい傾向にあるので、注意が必要です。

【例】
9~20時の開局時間の薬局で、早番として9~18時の予定で出勤したが、他のスタッフが体調不良で早退。結局9~20時まで残らなくてはならない、など。

規模の大きな薬局

処方箋枚数が極端に多い薬局や、備蓄医薬品数が極端に多い薬局では、管理薬剤師の仕事も忙しくなりがちです。
通常の業務に加えて、在庫管理や納品、棚卸しに追われることも多くなってしまいます。
薬局の規模が大きければ、在籍するスタッフも多く、来局される患者様も多くなるので、トラブルも発生しやすくなります。

【例】
処方箋枚数が1日に300枚を超え、薬剤師だけでもパートを入れると20人近くが在籍をしている。さらに2,000品目を超える医薬品を備蓄。閉店後も、シフトや在庫の管理、資料作りなどにかなりの時間をとられてしまい、残業が日常化している、など。

門前医院の医師が頑固な薬局

コチラの記事でもご紹介しているとおり、管理薬剤師の重要な仕事として、門前医院の医師などの社外の方とのやり取りがあります。

地域支援体制加算」や「後発医薬品調剤体制加算」を取得していくためには、医師と協力していくことが必要不可欠ですが、医師の性格によっては、管理薬剤師に大きなストレスがかかってしまうこともあるのです。

【例】
門前医院の医師との関係性が悪く、無理難題を押し付けてくる、後発医薬品への変更を全く許可してくれない、など。

管理薬剤師が働きやすい薬局


では、一方で管理薬剤師が働きやすい職場には、どのようなものがあるのでしょうか?

コンパクトな薬局

先ほどご説明した薬局とは反対に、開局時間が短く、規模の小さい「コンパクトな薬局」では、管理薬剤師は働きやすいといえます。
スタッフの管理や在庫管理に追われることも少なく、残業時間も多くならないため、ワークライフバランスにも優れます。

人間関係が良く、周囲のスタッフが協力的な薬局

人間関係が良い職場では、管理薬剤師の仕事もやりやすくなる傾向にあります。
日常の業務でも、在庫管理や納品を手伝ってもらうなど、協力して仕事をこなしていくことができます。
スタッフ同士のトラブルも少なく、シフトの穴埋めなどもスタッフ同士で調整してくれることもあるので、管理薬剤師は働きやすいといえるでしょう。

業務量に給与が見合っている薬局

規模の大きな薬局などにおいては、管理薬剤師の仕事は大変になりがちです。
しかし、業務量に給与が見合っていれば不満が出ることは少なく、やりがいを持って仕事に当たることが出来るのです。

一方で、いかにワークライフバランスに優れていたとしても、給与が極端に低ければ働きやすい薬局とはいえないでしょう。
希望年収や働きやすさを考慮して、つり合いの取れた職場を選ぶことが重要です。

管理薬剤師の忙しさについて まとめ

  • 管理薬剤師は、一般薬剤師に比べると長時間労働になりやすい
  • 規模の大きな薬局や開局時間の長い薬局を避け、コンパクトな薬局を選ぶことがオススメ
  • 薬局の情報は転職エージェントに聞いて入手しよう

管理薬剤師の仕事は、一般薬剤師に比べると少なからず忙しくなりがちです。
これまで経験が無い場合には、規模の小さいコンパクトな薬局から挑戦をすると良いでしょう。
薬局の情報については、転職エージェントがしっかりと把握をしているので、管理薬剤師の職場を探す際には、是非とも転職エージェントを活用するようにしましょう。

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ヤス

製薬会社MR→ドラッグストア→調剤薬局と2度の転職を経験。 現在は都内の中規模調剤チェーンで管理薬剤師をしています。調剤業務だけでなく、地域活動や講演活動にも奮闘中。得意な科目は小児科と精神科、婦人科など。趣味はドライブとスノーボード。

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